ヒガンバナ科、Amaryllidaceae、ネギ属、地中海沿岸地域原産、
学名:Allium paniculatum、
英名:Pale garlic、Mediterranean onion、Panicled onion、葡名:Alho-paniculado
2014年6月3日、2020年6月17日、7月21日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2016年6月16日、アルトアレンテージョ地方で撮影、
アリウム・パニクラトゥム Allium paniculatum の花。表示名は学名の音読み。種小名のpaniculatum は円錐花序の意味。
ひとつの花は釣り鐘型で、大きさは6ミリほど。
地中海沿岸地域、黒海沿岸地域などに広く生育する。
ポルトガルでは2か所で目にしたが、そのほかでは見たことがない。道路わきや荒れた耕作地などに成育する。アリウム・パニクラトゥム Allium paniculatum でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名は、ニンニクのラテン古名から。種小名は「円錐花序の」の意。
アリウム・パニキュラタムは、ネギ科(←ユリ科)の多年草である。本種は、原産地の項に記した地域での標高1500m以下の比較的乾燥した丘陵地や畑地、路傍等に自生の見られる野草である。草丈は30~80㎝程度となる。鱗茎は1,5㎝程度の卵形である。葉は管状であり、中空でもあり、長さは30㎝程度となる。7~8月頃、最大で80㎝程度の花茎を伸ばし、その頂部に花序を出し、最大で100個程度の花を散形状につける。花は6㎜程度の鐘形で、白色~黄白色地に桃紫褐色の条線模様が走る。本種は、国際自然保護連合(IUCN)では「軽度懸念(LC)}に指定されているが、北米やオーストラリアでは帰化状態にある。(GKZ植物事典より)