The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

アリウム・パニクラトゥム Allium paniculatum

2021-10-20 10:25:54 | ポルトガルの野の花

ヒガンバナ科、Amaryllidaceae、ネギ属、地中海沿岸地域原産、

学名:Allium paniculatum、

英名:Pale garlic、Mediterranean onion、Panicled onion、葡名:Alho-paniculado

2014年6月3日、2020年6月17日、7月21日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2016年6月16日、アルトアレンテージョ地方で撮影、

 

アリウム・パニクラトゥム Allium paniculatum の花。表示名は学名の音読み。種小名のpaniculatum は円錐花序の意味。

 

ひとつの花は釣り鐘型で、大きさは6ミリほど。

 

地中海沿岸地域、黒海沿岸地域などに広く生育する。

 

 

 

ポルトガルでは2か所で目にしたが、そのほかでは見たことがない。道路わきや荒れた耕作地などに成育する。アリウム・パニクラトゥム Allium paniculatum でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名は、ニンニクのラテン古名から。種小名は「円錐花序の」の意。

アリウム・パニキュラタムは、ネギ科(←ユリ科)の多年草である。本種は、原産地の項に記した地域での標高1500m以下の比較的乾燥した丘陵地や畑地、路傍等に自生の見られる野草である。草丈は30~80㎝程度となる。鱗茎は1,5㎝程度の卵形である。葉は管状であり、中空でもあり、長さは30㎝程度となる。7~8月頃、最大で80㎝程度の花茎を伸ばし、その頂部に花序を出し、最大で100個程度の花を散形状につける。花は6㎜程度の鐘形で、白色~黄白色地に桃紫褐色の条線模様が走る。本種は、国際自然保護連合(IUCN)では「軽度懸念(LC)}に指定されているが、北米やオーストラリアでは帰化状態にある。(GKZ植物事典より)

 

ポルトガルの野の花 ブログもくじへ