ゴマノハグサ科、Scrophulariaceae、ウンラン(リナリア)属、イベリア半島原産、多年草、
学名:Linaria triornithophora、
英名:Three bird toadflax、葡名:Esporas-bravas、
2016年6月15日、7月17日、2017年5月23日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
リナリア・トリオルニトフォラ Linaria triornithophora の花。初夏から晩夏にかけて咲く。
葉は軸に対生に三枚、まれに4枚ずつ付く。草丈は50~80センチほど。
風通しの良い、森の斜面に生育。
花は軸のまわりに4個ずつ咲く。花の直径は3センチほど。リナリア・トリオルニトフォラ Linaria triornithophora でした。
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(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名はギリシャ語の「亜麻」に由来している。この属のある種の葉が亜麻に似ていることから。種小名はギリシャ語の tori(=三)と ornithos(=鳥)と phora(=花托)の合成語から。
リナリア・トリオルニソフォラは、ゴマノハグサ科の多年草である。本種は、イベリア半島の森林床や草地にに自生する野草である。茎は斜上~直立し、草丈は草丈は50~80㎝程度となる。葉は長さ3~5㎝程度の楕円形で、縁部は全縁、先端部は尖り、基部では茎を抱き、茎に3輪生する。5~9月頃、茎上部に散形花序をを出し、径3㎝程度で桃紫色の筒状花を4個つける。花冠は2裂し、上の裂片は更に2浅裂し、下の裂片は3浅裂し前方に突き出す。花筒の喉部には黄色い模様が入り、下垂する距には濃紫色の細い線状紋が走る。花後には灰色で膜状の翼を持った蒴果をつける。(GKZ植物事典より)