オオバコ科、Plantaginaceae、オオバコ属、ヨーロッパ原産、多年草、
学名:Plantago alpina、
和名:プランタゴ・アルピナ、英名:Alpine Plantain、
2009年6月21日、2015年6月13日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
プランタゴ・アルピナ Plantago alpina の花。種小名の alpina が示すとおり、標高の高い山岳地帯のオオバコ。
ヨーロッパの山地、アルプスやピレネー山脈に分布。ポルトガルではエストレラ山で確認。
標高 3000 メートル以下の、草地やたまに岩礫地などに生え、高さは 5~15 センチになる。
葉は線形で柔らかくて薄く、3 脈がある。6 月から 8 月ごろ、狭い穂状花序に緑黄白色の花を咲かせる。
プランタゴ・アルピナ Plantago alpina でした。
©2021 MUZVIT
(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、ラテン語の planta(=足跡)に由来している。葉が大きいことからと言う。種小名「高山の」の意。
プランタゴ・アルピノは、オオバコ科の多年草である。本種は、アルプス地方~イベリア半島にかけての標高1350~2800mという高地に自生する野草である。地下に木質化した根を持つ。草丈は 30㎝ 程度となる。葉は線形で、葉質は薄く、表面に3本の脈を持つ。葉は根出しロゼットを構成する。6~8月頃、長さ程度の花茎を立ち上げその上部に長さ1~3㎝程度の穂状花序を出し、径2~3㎜程度で緑黄白色の小花を周囲に多数つける。花後には蒴果をつけ、径2㎜程度で半球状の種子を2~10個内包する。(GKZ植物事典より)