The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

スペルグラ・アルヴェンシス Spergula arvensis

2021-10-09 09:54:54 | ポルトガルの野の花

ナデシコ科、Caryophyllaceae、オオツメクサ属、ヨーロッパ原産、1年草または2年草、

学名:Spergula arvensis、

和名:オオツメクサ(大爪草)、

英名:Corn Spurrey、Stickwort、Starwort、Devil's-gut、Pickpurse、Sandweed、

葡名:Cassamelo、Gorga、Cassamelo、Corga、Espérgula、Esparguta、Orga、Erva-aranha、

2014年4月21日、2016年1月2日、2月15日、20日、11月14日、2020年5月17日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

スペルグラ・アルヴェンシス Spergula arvensis の花。花の直径は 5mm ほど。草丈は 20cm~50cm。全体にまばらな腺毛がある。

 

葉は糸状で、やや多肉であり、幅 1mm で長さ 1.5-4cm になり、基部に白色膜状でへりに細かい歯がある托葉をつける。各節に 10-20 個の葉が偽輪生する。

 

花序は茎の先端か枝の先端につき、まばらに小さな白い花をつける。

 

葡萄棚の下にいっせいに咲く。

 

花は、5枚の白色の花弁をもち、雄ずいは 10個で、花柱は 5個になる。5枚の鈍頭の卵形で長さ 3-4mm になるがく片をもつ。果実は楕円形で、がくよりやや長い。黒色の種子は直径 1mm で、凸レンズ状にふくらんでおり、まわりにコルク質の狭いひれがある。スペルグラ・アルヴェンシス Spergula arvensis でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名はツメクサに似ているが大形種であることから。属名はラテン語の spargere(=撒き散らす、散布する)を語源とする。種小名は「原野生の」の意。

オオツメクサは、ナデシコ科の 1~2 年草である。茎は地を這い、分枝をしながら広がりを見せる。草丈は 20~50㎝ 程度となる。全草に疎らな腺毛がある。葉は長さ 1,5~4㎝、幅 1㎜ 程度の糸状で、基部では細鋸歯を持ち、先端部は尖り、茎に対生する。3~8 月頃、茎頂並びに枝先に白色で 5 弁の小花をつける。花後には、楕円状の蒴果をつける。種子は径 1㎜ 程度で色は黒色となる。本種はヨーロッパ原産種であるが、今日、南極大陸を除いて全ての大陸で帰化状態にある。我が国では明治初期に渡来しているが、各地で帰化状態にある。(GKZ植物事典より) 

 

ポルトガルの野の花 ブログもくじへ