セリ科、Apiaceae、ミシマサイコ属、地中海沿岸地域原産、常緑潅木、
学名:Bupleurum fruticosum 、
和名:ツキヌキサイコ、英名:Hare’s Ear、Shrubby Hare’s Ear、
仏名:Buplèvre arbustif、Buplèvre en arbre、 Buplèvre en buisson、葡名:Beleza、
2014年7月3日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
ブプレウルム・フルチコスム Bupleurum fruticosum の花。表示名は学名の音読み。種小名の fruticosum は「低木の、潅木の」の意。
花の直径は5ミリほど、それがたくさん集まって球状の塊で咲く。海岸に近い山道で7月に開花。花の色は淡い緑から黄色。
樹高は1メートルから2メートルにまでなるという。葉は兎の耳型で硬く艶がある。
ミツバチの好物だそうだ。薬用として漢方で重用されているとか。ブプレウルム・フルチコスム Bupleurum fruticosum でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語の bous(=牡牛)とpleulon(=肋骨)の合成語で、葉のつきかたが牡牛の肋骨を連想させたからと言う。種小名は「低木状の」の意。
ブプレウルム・フルティコスムはセリ科の常緑樹である。本種は、地中海沿岸地方で日当たりの良い岩礫質な土壌地帯の丘や崖に自生する灌木である。草丈は1~2m程度となる。樹皮は灰色。葉は長さ8㎝程度の長楕円形~長卵形で、縁部は全縁、先端部はほぼ鈍頭、基部では枝に互生する。葉は革質で幾分厚味があり、表面には光沢がある。葉はその形状から英名では兎の耳に例えられている。6~9月頃、枝先に集散花序を出し、径5㎜程度で筒状の小花を多数つける。花冠は5裂する。(GKZ植物事典より)