2017年12月10日(日曜日)雨。21℃~11℃。降水確率100%。朝起きた時はバチャバチャと雨、すぐに上がって時折薄日も差すが、又、いつ降りだすとも知れない空模様。
4号にマダー・レーキ・ディープとバーント・シェンナ、チタニウム・ホワイトを塗る。
『自伝的エッセイ』『詩集・心晴れるとき』ボリス・パステルナーク著(工藤幸雄訳)読了。
きょうは第2日曜日なのでピニャル・ノヴォの露店市。雨の予報なので行かないつもりが明るくなってきたので行くことにした。地塗り用絵の具が切れそうだったので、カセンまで行かなければならないかと思っていたが、リードゥルの広告に油彩絵の具が出ていたので、露店市の往き道に見てみることにする。3セットを買ってみる。1セット5,99x3=17,97€。ついでにジャガイモ3kg=1,99€。合計=19,96€。
露店市のジョアンの食堂。フランゴ1羽、ショコフリート、サラダ、アロス、バタータフリット、ノンアルコールビールx1、コップ赤ワインx1、デスカフェイナードx2、合計=20€。
露店市に着いたのは12時半くらいだったが、店はばたばたと片付け始めていた。悪天候の予報が出ていたので、降り始める前にと思って片付ける店が多かったのだろう。テントなどを片付ける間をぬっての露店市。でも帰るまで雨は全くなし。夕方、暗くなってから強風、雨はほんの少しの嵐。
買ってきた油彩絵の具で6号の地塗りをしてみる。
昨夜の映画は、
『遥かなるマディング・クラウド』(Far from the Madding Crowd)2015年。イギリス。トーマス・ハーディの1874年の同名小説の映画化。トーマス・ヴィンターベルク監督。キャリー・マリガン 、マティアス・ショーナート、マイケル・シーン、トム・スタリッジ、ジュノー・テンプル。(Wikipediaより)12月4日に観たばかり。
『(500)日のサマー』((500) Days of Summer)2009年。アメリカ。ミュージックビデオを多く手掛けてきたマーク・ウェブの長編デビュー作。本作は、脚本のスコット・ノイスタッターのロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでの実際のロマンスに基づいて作られている。2009年のサンダンス映画祭で上映された。作中ではイングマール・ベルイマンの『第七の封印』のパロディシーンなどが見られる。LAで、グリーティングカード会社で働いているトム(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)は、地味で冴えない毎日を送る青年。ロマンティックな出会いを期待するも、大学で建築を学んでいた彼にはグリーティングカード会社での仕事はつまらなくて、職場にはおばさんばかり。そんな彼はある日、秘書として職場にやってきたサマー(ズーイー・デシャネル)に一目惚れしてしまう。出会いから4日目、トムが偶然サマーと同じエレベーターに乗り合わせたとき、ふいにサマーは「わたしもザ・スミスが好き」と声をかける。そしてそこから二人の交流が始まる。ストーリーはトムの空想と、サマーとの実際の関係を絡めてどんどん進んでいく。会社のパーティーの帰りがけに、トムはサマーに好意を寄せていることを告白するのだが、サマーは「友達になりましょう」と言うだけであった。34日目、イケアで新婚夫婦ごっこをしたり、ランチピクニックをしたりと徐々に親密になっていく二人だが、期待するトムに対してサマーに「真剣に付き合う気はないの」と言われてしまう。そしてトムは、不本意ながらも「気軽な関係でいいよ」と妥協してしまう。そして109日目、サマーの部屋に招き入れられたトムは、サマーとの関係が一気に進展したと感じるのだが……。(Wikipediaより)
『大脱走』(The Great Escape)1963年。アメリカ。戦闘シーンのない集団脱走を描いた異色の戦争映画。監督はジョン・スタージェス。出演はスティーブ・マックイーン 、ジェームズ・ガーナー、チャールズ・ブロンソン 、ジェームズ・コバーン 、リチャード・アッテンボロー 、デヴィッド・マッカラム など。1943年3月にチュニジア戦線で乗っていたスピットファイア機がドイツのメッサーシュミット機の機銃掃射を受け、パラシュートで脱出した後にドイツ軍の捕虜となったポール・ブリックヒルが、送られた捕虜収容所で体験した脱走計画の詳細を、戦後に一冊の本「The Great Escape」にまとめて出版した。これを読んだジョン・スタージェス監督がすぐに映画化権を買い取り、自ら製作者も兼ねて作られたのが映画「大脱走」である。製作・監督のジョン・スタージェスはこの当時「OK牧場の決斗」「老人と海」「荒野の七人」を撮って最も充実していた頃でこの映画が彼の代表作となった。主演には当時テレビ「拳銃無宿」で活躍して「荒野の七人」から映画スターとして頭角を表していたスティーブ・マックイーン、同じくテレビ「マーベリック」で活躍していたジェームズ・ガーナーを起用して、これに同じくテレビ界出身で「荒野の七人」にも出演したチャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン、そして映画「戦場にかける橋」のジェームズ・ドナルド、英国俳優で後に映画監督として活躍したリチャード・アッテンボローなど。デヴィッド・マッカラム はこの映画の出演時はまだ無名であった。第二次大戦下のドイツ。朝靄の中で一群の軍用トラックが道路を疾走しスタラグ・ルフト北捕虜収容所に到着した。この新設の捕虜収容所に英軍中心の連合軍捕虜が送られてきたのだが、これらの捕虜の中に脱走常習犯が多数含まれていた。ドイツ軍は絶え間なく発生する脱走に手を焼き、常習犯を集めて、脱走がきわめて難しい収容所を作っていた。鉄条網には近づけず、監視しやすいようにだだっ広く、唯一隠れそうな森までは100mはありそうで、新任の所長を始め、選りすぐりの兵隊が監視にあたっていた。捕虜を運ぶ一群のトラックが収容所に到着して、直後にフォン・ルーゲル所長(ハンネス・メッセマー)は、連合軍捕虜の先任将校ラムゼイ大佐(ジェームズ・ドナルド)に対して「この収容所から脱出することは不可能だ。無駄な悪あがきは辞めて、おとなしくせよ」と述べると、大佐は「脱走して敵軍を混乱させるのは将兵の義務である」として所長に迎合せず屈しなかった。収容された男達は、何回も脱走を繰り返してきた札付きの強者達で、初日から脱走を試みる連中であったが、さすがにドイツ兵看守に軽くあしらわれてしまう。アメリカ兵のバージル・ヒルツ(スティーブ・マックイーン)は、監視台と監視台との間の鉄条網に盲点があることを見抜き、グローブとボールを持ってきて、さり気無くボールを鉄条網の傍に投げ入れて、立ち入り禁止区域に入ったが見つかり、機銃掃射を受けたが助かった。その大胆不敵な振舞いからさっそく所長に目をつけられて独房に放り込まれる始末で、その場で所長を侮辱したアイブスも独房入りとなった。そのような中、数時間後、ロジャー・バートレット(リチャード・アッテンボロー)がゲシュタポに連れられて収容所に到着する。彼は「ビッグX」と呼ばれる集団脱走の計画立案・実行のリーダーで筋金入りの男だった。到着したその日の夜、ロジャーは馴染みのあるメンバーを集めて空前の脱走計画を説明する。今回新しい収容所に来た捕虜の中にはロジャーが驚くほど各種のスペシャリストが揃っており、3つのトンネルを掘って250名もの捕虜を脱走させるという彼の大脱走計画に一同は驚くが、皆の意思は一致した。このメンバーに義勇兵として英空軍に参加していたアメリカ人のアンソニー・ヘンドリー(ジェームズ・ガーナー)も加わり、物資調達係として調達屋の才能を発揮する。道具もなく24時間監視されている中、彼らは盗んだり隠したり謀りながら作業を進め、工夫と智恵と技術を駆使していく。オーストラリア人のセジウィック(ジェームズ・コバーン)は機械の製造屋としてトンネルに空気を送り込む鞴などの装置を器用に作るなど活躍し、脱走者の服装を多数に何種類も揃える仕立て屋もおれば、写真入りの身分証明書などのニセ物を作る偽造屋、各トンネルのスタート位置から目標とする森までの距離を測りトンネル内でどれ位の距離を掘ったかも測る計測屋、掘った土をカムフラージュする分散屋、警備の裏をかくための偽装と緊急情報を発信する警備屋がいて、非常に訓練され組織だった行動を示していく。3本のトンネルを掘るのはダニー(チャールズ・ブロンソン)とウイリー(ジョン・レイトン)で、ダニーは暖炉の下をめくって最初に穴を開ける作業の時に17という数字を書き入れた。自分が掘る17番目の脱走用トンネルであった。これは3本のトンネルの内の「トム」であり、他に下水の排水会所の底から穴を掘った「ハリー」、そしてもう一つが「ディック」という名称をトンネル名にした。統率の取れた脱走計画が進む中、一匹狼のヒルツは、独房で親しくなったアーチボルト・アイブズ(アンガス・レニー)とモグラのように掘り進める形で再度単独脱走を試みるが失敗しアイブスと共に再び独房入りとなった。アイブズは精神的に追い詰められていった。ロジャーの計画は順調だったが、いかんせん収容所内では脱走後の逃走経路がわからない。ロジャーは更なる単独脱走計画を持つヒルツに、一旦脱走して捕虜収容所の外部の情報をつかんで再度捕虜になるという無茶な要望をするが、当然ヒルツは断わった。そしてヒルツが何人脱走させるのかと尋ね250人と聞いて跳び上がるように驚く。しかし脱走に向けての作業は進められていった。トンネル掘りでは「トム」が最も進み、途中からロジャーは他のトンネルを中断して「トム」1本に絞って掘り進められた。やがてトンネルの完成も間近な中、7月4日のアメリカ独立記念日を迎えると、ヒルツ、ヘンドリー、ゴフ(ジャド・テイラー)の三人のアメリカ人は収容所内を行進し、こっそり発酵・蒸留した芋焼酎を皆にふるまってひと時のお祭りを演出する。だがそのような中で、ガラ空きとなった宿舎をドイツ兵が見回りして、「トム」が発見されてしまう。皆が茫然自失となった時に失意のアイブスは正気を失い、立ち入り禁止区域に入ってフェンスをよじのぼっていくところを監視台からの機銃掃射で殺される。ロジャーは中断していた別のトンネル「ハリー」の作業再開を命じ、アイブスの死を目の前で見せつけられたヒルツは、ロジャーに申し出てただ一人脱走する。目的は逃げることではなかった。数日後にヒルツはわざと捕まって収容所に戻り三たび独房に入るが、その間に不眠不休の作業の結果、トンネル「ハリー」が目標に到達して、脱走計画が具体化した。そして脱走決行の当日に独房からヒルツが戻り、ロジャーたちは重要な外部情報を手に入れることができた。しかしその当日の夜、脱走を決行するため先頭を切ってトンネルを通り地上を覗いたヒルツは驚愕する。収容所から近くの森までの距離をおおよそ100mと計算していたが、上がって見るとトンネルは予定された森まで届いておらず、監視兵に見つかりやすい芝生の中が出口であった。ここでヒルツの発案でロープを森の中に通して、トンネル内につなぎ、ロープで合図を送って、トンネルを抜け出るタイミングを伝えるやり方で収容所内をパトロールするドイツ兵の目をごまかしつつ、彼らはなんとか次々に脱走していった。だが76人目の測量屋カベンディッシュがトンネルを抜け出たところで躓いて倒れ、その物音をドイツ兵の歩哨が聞きつけ、近づいてきて周囲を監視したため、脱出行動を一時停止してじっと様子を窺うこととしたが、いっこうに「地上へ出てよし」のロープの合図が来ないことにしびれを切らした77人目のグリフィス(仕立屋)がトンネルを抜け出て地上に出たところで歩哨に発見されて脱走が発覚する。翌朝ルーゲル所長は脱走者が76名に達したとの報告を受けて愕然とする。それをラムゼイ大佐は誇らしげに見るのであった。収容所の脱走に成功した捕虜達は、様々な手段で逃走を続けていった。ロジャーとマック、エリック、ヘンドリーとコリンらは列車で、ウイリーとダニーはボートで、セジウィックは自転車で、そしてヒルツはバイクで。ヘンドリーとコリンは列車にゲシュタポが乗ってきたので走っている列車のドアから飛び降りて、その後飛行場から練習機を盗み出して空へ飛び立った。ロジャーとマックはフランス人を装い列車内の検問は無事だったが、到着駅での検問でゲシュタボのクーンが遠くから気づき、それを近くから見ていたエリックが咄嗟にクーンが拳銃を胸から取り出したところで自身の胸に当てて引き金を引かせて死亡させて、自らドイツ兵に射殺された。エリックは捨身になってロジャーとマックを助けたのだった。セジウイックは自転車から止まっていた貨物列車に乗り移りフランスに向かった。ウイリーとダニーは川辺にあったボートに乗ってひたすら漕いで港を目指した。ヒルツはドイツ軍の伝令が乗ったバイクを転覆させドイツ軍の扮装をしてバイクを疾走させた。途中で偽者がばれると道路から野原を突っ切って逃げて行った。しかし、ドイツ国外及び占領地域外に達する前に、国中に配備されているドイツ兵に次々に逮捕されてしまう。練習機を盗んだヘンドリーとコリンは一路スイスを目指したが途中で失速して墜落しコリンは死亡しヘンドリーは捕まる。ロジャーとマックは最後の検問で相手がフランス人と聞いて一瞬の気の緩みから思わぬ言葉の罠に嵌まり、走って逃げたが捕まってしまう。そしてヒルツもスイスとの国境線まで達したが執拗なドイツ軍の追走に鉄条網に突っ込んでホールドアップした。やがてゲシュタポの管理下におかれた50名の脱走捕虜は護送の途中で全員射殺され、その中にはリーダーであったロジャーやマックらも含まれていた。その悲報は収容所で待つラムゼイ大佐にルーゲル所長から伝えられて、収容所の仲間全員にラムゼイ大佐は50名の名前を読み上げた。ウイリーとダニーのボートはやがて港に着き、中立国の貨物船に乗った。セジウイックはフランスでレジスタンスの助力を得て目的地のスペインへ国境を越えていった。脱走に成功したと思われる者はこの3名であった。悲しみに沈む収容所にまずヘンドリーら10名が戻り、ヘンドリーは50名が犠牲になったことを知ってラムゼイ大佐にこれだけの犠牲を出してまで脱走を試みる価値があったのか疑問をぶつける。それに対してラムゼイ大佐は「見方による」と答えた。そしてヒルツも連行されて戻ってきた。車から降りてきたヒルツに所長を解任されたルーゲルは「ベルリンに先に行けるのはどうやら君の方だ」と述べた。脱走にまた失敗したが、ゴフからグローブとボールを受けて、独房に向かった彼の反骨と闘志は消えることはなかった。(Wikipediaより)