2017年12月29日(金曜日)曇り時々晴れ一時霧雨。19℃~12℃。湿度87%。降水確率2%。西微風。朝焼けで東の空が茜色。太陽は全く顔を見せず、洗濯をしたのにも拘わらず霧雨が降りだす。後晴れ間も。
20号と15号にチタニウム・ホワイトとロー・シェンナを刷毛で塗る。新たに20号3枚の地塗り。
『大統領閣下』著:ミゲル=アンヘル・アストゥリアス(グアテマラ1899-1974)。訳:鼓直/木村栄一。読了。
『きょうのニュース』大統領マルセロ・ソウザのヘルニア手術の様子。リオ・アベのサッカーくじ不正問題。アルマダで路線バス事故、11人怪我。IP3トンデーラで事故52歳の男性死亡、10人怪我。NYブロンクスで住宅火災、12人死亡。インドのムンバイでも火災、15人死亡。ポルトの公共交通機関など値上げラッシュ、リスボンの橋、スクットも値上げ、バスコ・ダ・ガマ橋は普通車2,75から2,80€に。ポルトガル人は塩分、糖分の摂りすぎ。クリスマス遊園地、バルセロナのフェラーリランド。ロナウドとジダン、ドバイで受賞。今夜からテレイロ・ド・パソで年またぎコンサート。ボブ・ディランがリスボンで3月22日、コンサート。
知人からのメール、最近の若者言葉で、マクドナルドで食べることを「マクる」。お茶漬けを食べることを「茶ずる」と言うらしい。1年程前、セトゥーバルの我が家の近くにもマクドナルドがオープンし、いつもその前は通るが、その都度お客は多い。ポルトガルでは『マクる』などとは言わないが、当初は夜中の2時までの営業だったのが、今では24時間営業。マクる人口は増える一方の様だ。セトゥーバルだけでも数軒あり、その他にバーガー・キングなども参入している。今夜は軽くお茶漬けにでもしようかと思っていたが「茶ずる」では後をひき悪夢を見そうだ。
昨夜の映画は、デンゼル・ワシントンの2本。
『ザ・ウォーカー』(The Book of Eli)2010年。アメリカ。118分。最終戦争によって国家も文明も滅びた世界を旅する男イーライ(デンゼル・ワシントン)。彼は、30年間もアメリカを西に歩き続けている。目的地は何処なのか、彼にもわからない。ただ、「本(聖書)を西へ運べ」という心の声に導かれるままに歩き続ける。一方、とある本(聖書)を探し続ける独裁者の男カーネギー(ゲイリー・オールドマン)。彼は、旧来の秩序さえもが滅びたことを良いことに理想の町を作ろうと企てていた。そして、イーライはカーネギーが仕切る町に立ち寄る。カーネギーは探していた本をイーライが持っていることに気づき奪おうと企てる。他にミラ・クニス、ジェニファー・ビールス、レイ・スティーヴンソン、マイケル・ガンボン。
『タイタンズを忘れない』(Remember The Titans)2000年。アメリカ。113分。監督:ボアズ・イェーキン。アメリカ国内で人種間の緊張が最も高かった時代、ヴァージニア州アレクサンドリアの州立高校で黒人と白人の混成アメリカンフットボールチーム・タイタンズが設立され、州のチャンピオンシップで勝利したことを元にした実話の映画。物語は、人種差別が強く根付く1971年に、ヴァージニア州アレクサンドリアの州立T.C.ウィリアムズ高校に黒人ハーマン・ブーン(デンゼル・ワシントン)がアシスタント・ヘッドコーチとして雇われ迎え入れられ、白人と黒人の混合チームが生まれる所から始まる。当初ブーンは白人ヘッドコーチのビル・ヨースト(ウィル・パットン)のアシスタントとして雇われたが、「全人種が平等に扱われなければならない」と言うアファーマティブ・アクション法の施行と世論の動きに後押しされた教育委員会はヨーストを降格させ、ブーンをヘッドコーチに就任させる事を決定した。その通達を聞いた両人はそれぞれ難色を示した。何故なら、下手に白人の上に立つような真似をすれば人種差別主義者に狙われる事をブーンは知っており、そしてヨーストもまた州立高校よりはるかに高額の報酬で雇ってくれる大学のアメフトチームが彼に打診してきたからだ。だが、ブーンは近所に住む黒人達から私たちの誇りと才能を示すためにコーチになってくれと頼まれ、そしてまたビル自身も生徒の保護者達から自分の子供を黒人コーチの下に置きたくない、と言う声に後押しされてそれぞれが教育委員会の通達に従った。最初はお互いの未知から来る恐怖に支配されて、白人黒人共に歩み寄ろうともせずいがみ合ってばかりいた。あるとき街を離れ、ゲティスバーグで合宿を行った。合宿でもケンカが絶えず、チームとして機能しない日々であったが、ブーンは白人黒人お互いに全員と話をすることを強制させ、さもないと1日の練習を4回にすると言い出した。渋々従う選手達、そして、ブーンはゲティスバーグは南北戦争決戦地で「お互いわかり合えなければ私たちもここで終わりだ」と説いた。そんなブーンの声が届き、選手達は徐々にお互いに心を開き始める。そしてカリフォルニアからの編入生ロニー・’’サンシャイン’’・バース(キップ・パルデュー)を迎え彼の肌の色にとらわれない態度も次第にチームメイト達を一つにしていった。合宿で一つになったタイタンズであったが、いざ学校に帰ってみると街には相変わらず人種差別が渦巻いていた。またバラバラになりかける選手達であったが、リーダー格のゲーリー(ライアン・ハースト)やジュリアス(ウッド・ハリス)は「コーチに頼りっきりじゃだめだ。もう一度一つになろう」と、試合前のウォーミングアップを自分達でダンスをすることを提案する。自分達の結束を強固なものにしていくタイタンズは州の大会で順調に連勝していった。途中ブーンは同僚の黒人教師から教育委員会は「もし一回でも負ければ君をクビにする意向だ」と聞かされたが気負わず指導を続けた。またヨーストも高校殿堂入り投票委員会から「次の試合は負けが決まっていてそこでブーンは終わり、君が殿堂入りだ。」と八百長の事実を知らされる。案の定、次の試合、明らかに不利な判定が続いたが、ヨーストは審判に「本当のことをばらす」と八百長をやめさせ、試合に逆転勝利する。しかし、試合後、委員会から「君の殿堂入りはなくなった」と告げられるも、ヨーストは自身の殿堂入りよりチームの勝利を選んだ。その後も強豪校を倒し、ついに決勝戦に駒を進めた。映画では最後、ブーンやヨースト、タイタンズの選手達がその後どんな道を歩んだのかが書かれている。作品途中に出てくる一枚のポスター。それは1968年メキシコシティオリンピックのものであり、表彰台に上る選手が人種差別に抗議している様子を描いたものである。アメリカの2人の選手はうつむいて国旗である星条旗から目をそらし、拳を突き上げ、ポスター左手の銀メダリストを含む彼ら3人は左胸に人権を求めるオリンピック・プロジェクト(Olympic Project for Human Rights、略称:OPHR)をつけている。ブラックパワー・サリュート(Black Power salute)として有名。他にイーサン・サプリー、ヘイデン・パネッティーア、ニコール・アリ・パーカー、ケイト・ボスワース、ライアン・ゴズリング。(Wikipediaより)