郷土の歴史と古城巡り

夏草や兵どもが夢の跡

特産 「揖保川の鮎」

2019-12-02 15:56:15 | 一枚の写真(宍粟の原風景)
特産 「揖保川の鮎」   宍粟市山崎町

【閲覧数】1,758件(2010.2.5~2019.10.31)


昭和初期 揖保川の豊漁


網には多くの鮎がかかっています。


昭和27年頃 鮎掛け  十二ン波にて


竹製の魚籠(びく)が、時代を感じさせる。


(写真:「宍粟1952」より)


コメント 2010年02月08日
やすこさんより
 鮎は良く取れていたのか、本多の殿様から江戸の将軍様への贈り物にも鮎が登場しますね。本多家文書で読んだことがあります。あれ!、まさか生ではないだろうし、どんな状態だったのか?忘れました。

返信
タケネット
 そんな記録があったのですね。江戸のお殿様は、揖保の糸ではなく、まずは揖保川特産の鮎を召し上がっていたのですね。江戸時代に氷があれば、氷づけで運ぶ手もあったでしょうが、おそらく甘露煮か塩漬け・塩焼きにして持っていったのでしょうね。
ちなみに、江戸時代に氷といえば、夏場でも富士山麓の洞穴に氷柱があり、コモに巻き江戸に運んだようです。また金沢の加賀藩前田家が氷室をもっており、江戸へ毎年氷を献上していたようです。

特産 「松茸」

2019-12-02 15:37:22 | 一枚の写真(宍粟の原風景)
特産 「松茸」     宍粟市山崎町河東地区

【閲覧数】1,513件(2010.1.25~2019.10.31)


昭和14年 松茸の出荷(河東産業組合松茸出荷場)



(写真・文:「宍粟1952」、ふるさとの宍粟写真集)


「山へ行きゃ、ドンゴロスに一杯持ち帰ったもんだ」と聞いたことがあった。この写真を見て、嘘ではなかったことを確認した。

昭和の中頃までは、宍粟の赤松林のあるところ、たくさんの松茸が採れ、町内の食料品店の店先には、きゅうりや、なすと同じように、籠に盛られていた。

今は採れない松茸、山の自然薯は採る人が少なくなった。いずれも庶民の口から遠ざかってしまった。今は畑で栽培した自然薯が出回っているが、山の自然薯の味は格別。