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EUのREACH規制

2009-03-19 11:59:27 | 貿易実務検定
 昨日、中国の強制製品認証制度(CCC)

  の新聞記事を紹介したところ

  「久々に真面目にブログを書いてくれましたね」

  とメールを頂いて、


   いつも真面目に書いてるのに!

   とショックを受けたり

   この種の情報が求められているのか

   と認識したり、

    やっぱ、反応はないより、

    あった方が書き甲斐がありますね。


  そういえば・・・

   もう一昨日になるのかな、

   3月17日の日本経済新聞の夕刊第7面の

   下の方にに載っていたのが

   今回のブログのタイトル

   「EUのREACH規制」でした。

   昨日と今日は連続で堅苦しい話題ですが、

   悪しからず・・・


 REACHという言葉を聞いたことがありますか?

  Restriction, Evaluation, Authorization
  and Restriction of Chemicals の略語のようです。

  健康や環境の保護が目的で

  EU(欧州連合)域内で、年間1トン以上、

  製造・輸入する全ての化学物質の管理

  企業に義務つけるという化学物質規制です。


  対象は化学メーカーだけでなく、

   部品から家電、自動車などの完成品メーカーまで、

   一定量以上の化学物質を含む製品を扱う全企業となっており

    安全性データーの収集には1物質あたり

    1千万円から1億円程度の費用

    数ヶ月以上の期間というから大変です。


  記事では、

   三井化学やソニーの例が挙がっていました。

    中小企業では、化学物質を減らしたり

    欧州への輸出を取り止める可能性にも触れながら

   日本の環境技術力を発揮できる好機との見方で

   結んでいた。

    その通りかも知れませんね。

    できれば、EU主導じゃなく

    日本が主導権を握りたいものです。


 貿易実務検定にも出題されたことがあるはずです。
  
  確か、導入された当時だったと思いますが・・

  (記憶が定かではありませんが・・・)


 試験対策だけじゃなく、

  「環境と貿易」という分野は、

  ますます重要になってくると思われますし、

  気になる制度です。

  注目していきたいですね。

  
 この他にもEUの化学物質関係の規制には、

  RoHS指令 が有名ですね。

   Restriction of the use of certain
   Hazardous substances in electrical
   and electronic equipment

   略して、RoHS です。

   廃電気、廃電子機器に対して、
   水銀、カドミウム、鉛、六価クロム、
   ポリ臭素化ビフェニル等を

   一定濃度以下の含有にとどめること

   という内容だったと思います。

  
  これは、貿易実務検定で知ったのではなく、

   新聞の貿易の勉強会で、誰かが

   これからは「エコ」の時代ですよ!

   という意見があって、


    若い人の感性に便乗して、

    12月にエコ検定を受けようかと迷いながら、

    エコ関連の情報を集め出していまして、

    その中から拾って RoHS を追加して肉付けしました。


     通関士試験が終わってから

     「エコ検定」の勉強を一緒にしてくれる方が

     いらっしゃれば、

     勉強会を立ち上げますが・・・


      さて、昨日書いたスクールきづ情報です:

        NHKラジオ英語講座の薦め





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