スウィーツ大好きな私ですが、圧倒的に洋菓子が好き、和菓子は「あればいただくけれど、なくても平気」なんです(^_^; その私が、なぜか初めて和菓子の手作り体験をしてきました。しかも、白餡が好きではないので滅多に食すことのない練り切りが中心だったのです。
これは、「多摩市立グリーンライブセンター」で月に一度開かれている「花と和菓子講座」というプログラムで、「多摩市グリーンボランティア連絡会」が主催しています。講師の指導のもと、季節の和菓子数種類を手作りし、それにちなんだ自然や植物についての講話を聴くことができるというものです。
くだんのサイトには、こうあります:
「和菓子は日本の自然が生んだ恵みの文化です。
季節の自然風景や植物を題材に育まれてきた和菓子は、
美しいお菓子の芸術作品ともいえます」
私が参加した理由はまさにこれ...食すのは好きではないのですが、日本の風土が生み、育ててきた美しい食文化である練り切りに、以前からとても興味を持っていたのです。モチーフにする風物の持ち味をシンプルに凝縮して表現し、それを愛でつつ、さらには自然の恵みに感謝しつつ、いただく......映画を観ながらポップコーンを頬張るどこぞの国では、決して生まれ得ない食文化だと、私は思っております(^_^;
それはともかく、プログラム全体(全11回)は4月から始まっており、今月はすでに4回目。私は5月に訪れたときに初めて知り、部分参加も可能(受講料¥1,500/回)なので、早速申し込んだ次第です。
今月の「季節の和菓子」は水饅頭(ミズマンジュウ)。練り切りは、涼風(スズカゼ)・撫子(ナデシコ)・露草(ツユクサ)です。旬を先取りして教えてくれるのです。
指導者は皆川和夫さん、TV東京のかつての番組 「テレビチャンピオン」の和菓子部門初代名人です。
2.鍋に水まんじゅうの素とグラニュー糖を入れて混ぜ合わせる。水を2~3回に分けながら加える(ダマにならないように)。 3.強火にかけ、軽く沸騰するまで泡立て器で混ぜ続ける。重たく、半透明になり、泡がボコボコとできるようになって(左画像)から1~1分半ほど混ぜ、火を止める。 |
[左] 先生のお手本が揃いました!(形はここで紹介するものがすべてではありません。)
[右] 私の作品。撫子は先生のと全然違う!w(☆o◎)w 実は、花びらをもっと外に引っ張り出したかったのですが、中の黒い餡が見えてしまうため、できなかったのです。最初にピンクの餡を薄く延ばし過ぎたのでしょうね(^_^;
それでもって...「露草」がなぜかピンク色にw(☆o◎)w 実は、先生の作ってきた餡玉が大き過ぎて(本来は2cmほどのところ、他の練り切りのと同じ大きさだった)、黄緑の練り餡が足りなくなってしまったのです。お子さんを優先させていたので、最後に残った私ともうひと方だけ、撫子の余りの練り餡で作ったというわけで...ピンクなので紫陽花に見立て、葉っぱもつけてみました(^_^;
かつて「テレビチャンピオン」に輝いた皆川先生も、今は老練の職人さん...ベテラン主婦に囲まれ、講話担当の先生も手や口を貸し、誰が先生か生徒かよくわからないような微笑ましい場面もありましたが、それがこの講座の魅力だと私は感じました。可能な限り、今後も参加するつもりです。
温帯モンスーン気候では森林褐色土壌となり、それがいろいろな植物の繁栄をもたらす。
一方、ヨーロッパの乾燥土壌は、ブドウの栽培に向く。
雑木林と密接な関わりがあり、生物の多様性が高いので、季節の多彩な変化が見られる。
・林床(林の下の地面):木陰で日が当たらない →林床植物(カタクリなど)
※カタクリは春に2週間しか光合成ができないので、球根に栄養を蓄えるのに時間がかかり、花が咲くまで10年近くかかる。
踏草群落(オオバコなど)
・地球上には約300種あり、ヒメハマナデシコ・シナノナデシコ(ミヤマナデシコ)は日本の固有種。
・花の愛らしさを子供に見立てて、可愛い子供を撫でるような花ということから、『撫でし子』と呼ばれるようになった。
・秋の七草のひとつ。春の七草が食べる植物であるのに対し、秋の七草は花を愛でる植物・薬用にもなる植物。
・花言葉:純愛・無邪気・思慕・貞節・お見舞い・才能・大胆・快活など。
小笠原近海では、かつては捕鯨が盛んだった。日本では鯨を全身使い尽くしたのに対し、欧米では鯨油を採るだけだった。鯨油は低温でも凍らないため、宇宙では必需品、宇宙開発・軍事には重要。
・花弁は2枚しか目立たないが、隠れた花弁があり、計6枚である。雄しべも、2本の長いものと、変形した短い仮雄しべが4本ある。
・花弁の汁を布にこすりつけて染める → 昔は「着草」(ツキクサ)と呼ばれた。
朝露を受けて咲き出す → 露を帯びた草「露草」と呼ばれるようになった。
・かつては染色に使われたが、光や水に弱く、中国から藍染め技術が入ってからは衰退してしまった。
・春の幼葉は、ゆでておひたし・味噌和えなどで食べられる。
・全草を乾燥させたものは鴨跖草(オキセキソウ)と呼ばれ、煎じて、解熱・下痢止め・喉の腫れの消炎に用いられる。浴湯料として使うと、あせも・かぶれに効く。利尿・虫刺されの治療にも使われる。
・花言葉:敬われぬ愛(←朝日に当たると消えてしまう露のように儚い夢)
恋の心変わり(←染めても、色が褪せやすい)
小夜曲(セレナーデ)(←夜の暗いうちから月光を浴びて咲くことから呼ばれる「月草」(ツキクサ))
尊敬・わずかな楽しみ・なつかしい関係・豊潤など。