えつこのマンマダイアリー

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新聞記事より ~全国紙と地元紙の温度差~

2014年07月13日 | 雑記

 7.1に集団的自衛権の行使容認の閣議決定に打ちのめされて以降、新聞を広げても不愉快な記事ばかりが目についてきましたが、ちょっと勇気づけられる記事を見つけたので、がんばって抜粋を載せてみます。打つのは疲れますが、全国紙の購読者にぜひ読んでいただきたく......。

 東京新聞 7月8日付朝刊より 

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 「地元紙は批判が圧倒的 39紙 反対 vs 賛成 3紙」
     
「集団的自衛権 全国紙 是非 互角のようでも…」 

 「安倍政権が閣議決定した解釈改憲による集団的自衛権の行使容認について、全国紙だけを読めば、賛否が互角のように見える。だが、全国を見渡せば、反対の論陣を張り、痛烈な批判を展開している地元紙がほとんどだ。読者と近い地元紙の姿勢は、国民世論を反映した結果と言えそうだ」

 主な地元紙の社説・論説の見出し(2日付)  憲法解釈の変更に賛成

北海道新聞       日本を誤った方向に導く
室蘭民報    決め方が軽すぎる
東奥日報     国民に改正の是非を問え
デーリー東北   専守防衛の国是揺らぐ
岩手日報   主権者の意思を顧みよ
河北新報   重い選択、あまりに軽く
秋田魁新報    9条踏みにじる暴挙だ
山形新聞    平和憲法に最大の試練
福島民友    安保政策の歴史的転換点だ  
茨城新聞      国のありよう託せない
下野新聞      国のありよう託せない
上毛新聞      性急過ぎるプロセス
神奈川新聞    首相は説明責任果たせ
新潟日報    平和国家の根幹が揺らぐ
北日本新聞    「国民無視」を貫く政権
北國新聞      法整備へ理解深めたい
富山新聞      法整備へ理解深めたい
福井新聞      戦う国がなぜ安全なのか
山梨日日新聞   越えた一線、国民の覚悟聞け
信濃毎日新聞   政府の暴走を許すな
静岡新聞   解釈改憲は許されない(3日付)
岐阜新聞  性急かつ乱暴なプロセス
中日(東京)新聞  9条破棄に等しい暴挙
京都新聞  9条空洞化の責任は重大だ
神戸新聞   憲法を骨抜きにする閣議決定
日本海新聞   国のありよう託せない
山陰中央新報   国民的議論尽くすべき
山陽新聞      これで歯止めかかるのか
山口新聞      専守防衛の国是揺らぐ
中国新聞      平和主義を踏みにじる
徳島新聞      将来に禍根を残す暴挙だ
愛媛新聞      平和国家を危うくする暴挙だ
高知新聞      「限定的容認」の危うさ
西日本新聞    試される民主主義の底力
佐賀新聞    安心感よりも不安が強い
長崎新聞    国民不在、反対は続く
熊本日日新聞   「9条」の信頼捨てるのか
大分合同新聞   国のありよう託せない
宮崎日日新聞   急がず国民的議論が必要だ
南日本新聞    憲政に汚点残さないか
琉球新報    日本が「悪魔の島」*
沖縄タイムス    思慮欠いた政権の暴走

  * ブログ管理人注:同記事によると、「ベトナム戦争当時、米軍の爆撃機は沖縄から飛び立ち、沖縄はベトナムの人々から『悪魔の島』と呼ばれた」 そうです。

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 「新聞、雑誌などの販売部数を調べる社団法人『日本ABC協会』によれば、47都道府県のうち、首都圏や関西圏などを除く37道府県で地元紙が販売部数、普及率のトップを占める」

 「閣議決定に賛成の読売、産経両紙を合わせた発行部数と、批判的な朝日、毎日両紙を合わせた部数はともに計約1,100万部。全国紙だけを見れば賛否は互角のように見えても、東京新聞(中日新聞)など地元紙を含めれば、反対・慎重の論調が優勢と言える」

と、東京新聞は伝えています。

 また、専修大の藤森研教授(ジャーナリズム論)は、全国紙と地元紙のこの温度差について、「全国紙の記者は当局の話を聞く時間が長く、いつの間にか官僚的な物の見方になってしまいがちだ。一方、地元紙の記者は相対的に読者に近いため、全体状況を客観的に見やすいのではないか」と分析していることを伝えています。

 

 東京新聞 7月13日付朝刊より

 「集団的自衛権 政府説明不足の証し? ツイート9割 賛否不明」

 憲法解釈変更を閣議決定した1日の前後各1週間、ツイッター上で「集団的自衛権」を含むつぶやきを調べたところ、「否定的なコメントが肯定的な意見の倍だった」とあります。インターネット情報分析会社、ホットリンクビッグデータを分析した結果だそうです。「ただ、機械による自動解析で精度には限りがある。大半は否定、肯定のいずれにも区別されず、実際に『あまり理解していない』などと中立的な立場のつぶやきも目立った」とか。9割以上がそれに該当したということです。

 ツイッターでつぶやく人は若年層に多いと思われるので、若者に集団的自衛権の行使についての充分な知識と理解が行き渡っていないことがうかがえますね。

 

                                     

 新聞にしてもテレビにしても、権力に近いメディアほど“大手さん”なので、始末に悪いですね。首都圏ほど“大手さん”びいきが多いのも、また困ったもの...。そういう意味でも、人口東京一極化はよくないですね。と、生まれてからこの方、東京にいる私が申すもの変ですが...(^_^; 
 それにしても、安倍政権に裏切られ続けている福島の地元紙が、なぜこの件に賛成なのか??? 復興問題や原発の事故処理と、集団的自衛権の問題は別件と捉えている??? 主権在民を踏みにじっている点で、根底にあるものは同じなのに...。

 はぁ、ちょっと打ち疲れました。W杯の決勝戦に向けて、今日は早寝しよっと...(^_^; 

 


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