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えつこのマンマダイアリー

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敬老の日に思う ~優先席に座れないお年寄り~

2007年09月21日 | 雑記
 敬老の日は過ぎてしまいましたが...
 タイトル「優先席に座れないお年寄り」からすぐ想像される内容は、おそらく「若者が公共交通機関の優先席を占領していて、お年寄りが座れない」という話だと思いますが、私が言いたいのはそういうことではありません。

 私の住むここ稲城市では、愛称「i(あい) バス」と呼ばれる市内循環バスが走っています。本数が少ないのが難点ですが、私のように車を運転しない人間やお年寄りには重宝なのです。また、市内のいろいろな場所を巡れますし、お年寄りの利用が多いため、席の譲り合いやら乗客同士の会話など、いかにもローカルでのんびりした雰囲気が微笑ましく、私は好きなのです。

 で、定期的にこれを使うわけですが、最初の頃腑に落ちないことがありました。私から見たらどう見ても“お年寄り”に見える方が、優先席が空いていても普通の席に座ることが圧倒的に多いのです。なぜ堂々と優先席に座らないのか、ずっと不思議でした。

 ところがあるとき、何の脈絡だったか、実家の母がこんなことを言ったのです。「バスや電車で優先席に座ると、後から私より年配の人が乗ってきたときに席を譲らなくちゃいけなくなるから、優先席には座れないのよね...」  なるほど~、そういうことだったのか...空いていても座らない、座れなかったのですね。かく申す母とて80歳、しかも膝が悪いのですよ...それなのに、そう考えるのですね。

 これは、高齢化社会の日本の縮図ですね。この母たちの思いを、優先席で堂々と化粧したりしている女の子たちに聞かせてやりたいです。

 敬老の日にぼんやりそんなことを考えていました。

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