我が稲城市には、 「稲城ふれあいの森」という、市民にさえあまり知られていない穴場のキャンプ場があります。稲城市民歴18年のかく申す私も、その存在は知りながら、この春まで中に入ったことはありませんでした。京王相模原線若葉台駅から徒歩10分という地の利ながら、雑木林に囲まれた静かなキャンプ場です。
画像が古くて恐縮ですが、キャンプにもってこいのこの時季ですので、2回に分けてご紹介します。(★これより下の画像をクリックすると、大きい画像や別の画像が見られます。※印がついた画像には裏に別画像が入っています。★撮影日は2010年5月4日です。)
入口の写真がありませんが、「学園通り」という通りから入ります。入口の守衛さんに入場証をもらいます。
後日追記(2015.8.15):都道建設に伴い、現在は「学園通り」の入口は封鎖され、「小田良(こだら)通り」に入口ができています。都道完成までの措置のようです。地図はこちらで見られます。
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京王線から見える、キャンプ場に入る道にかかる橋(裏画像は橋側から京王線を撮ったもの)。目につく橋なのですが、どこに続く道なのかず~っと疑問でした。これを読んで思い当たる市民も多いのでは?
橋を渡る手前に駐車場がありますが、管理小屋横にも多少の駐車スペースがあります。
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車だとすぐなのですが、上り坂なので、歩いて行くと結構息が切れる...... 「あとひゃっぽ」(左)「あと少し」(左裏)という手作り看板に励まされます。
管理小屋に着いたら記帳します。係のおじさまたちはとても優しいですよ。
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バーベキューや炊事するための施設と道具が揃っていて、すべて無料で借りられます。ピザ焼き釜まであります(右)。ただし、飲料水は自分で用意してくださいとのこと。
(左)管理小屋前から雑木林の中を降りて行くと、キャンプ場があります。連休中の晴天の日にもかかわらず、利用者はごくわずか。木々に囲まれているので、夏でも直射日光を避けることができます。
(右)ファイアー場
広い雑木林に何本か遊歩道があり、散策を楽しむことができます。上り下りがあるので、運動にもなりますよ。画像は「南の泉」という小さな池。
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関東ローム層を観察することができる「地層観察ゾーン」
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「ふれあいの森」に隣接する荒井谷戸の田畑。本当は出てはいけないのですが、境界のフェンスに大きな穴が空いていて、みんな出入りしちゃっているみたいです。美しい風景に魅せられ、私もちょっと出てきてしまいました。ごめんなさい
後日追記(2015.8.15):現在は出入りできません。
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蝶を動画に納めているおじさまがいました。私も結構蝶には詳しいので、しばし蝶談義...。
(左)スキバジンガサハムシ(透翅陣笠葉虫) 画像ではわかりにくいのですが、金色に輝いているので目を引きます。姿も美しいですが、名前も粋ですねぇ。ヒルガオを好むそうなので、ヒルガオを見つけたら探してみてください。
(右)ツバメシジミ 春型♂
雑木林の中で木漏れ日を浴びながら、鳥のさえずりを聞きながら、無料でキャンプや散策ができる...しかも、あまり知られていないからか利用者もまばら! 夏季の、特に夏休みの利用状況はわかりませんが。
家族でも、友人同士でも、老若男女が楽しめる穴場のキャンプ場です。せっかく地元に自然を活かした格好の施設があるのですから、市民の皆さん、ぜひ活用しましょう! ただし、くだんのページの利用案内をよく読んでくださいね。個人で利用する場合は予約は不要ですが、開放期間等いくつか制約があります。(だから利用者が少ないのかしらん? もったいない...。)
次回は、この森で見かけた初夏の山野草の特集です。お楽しみに!