えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...
ありのままに、ユーモラスに......♪

第4章 手術 11.

2007年06月12日 | 乳がん闘病記
11.
 19:00 検温すると、37.5℃あり、頭がちょっと熱い。

 19:20 薬が3種類届く。感染症予防や痛み止めとのこと。明日から4日分。

 消灯までKさんとしばし談話する。喫煙の経験もないのに肺がんになったとまどいや抗がん剤治療の辛さを、彼女は切々と訴えかけてきた。吐き気や脱毛による辛さはもとより、年齢が年齢なので歩けないほど体が衰弱してしまうのが辛いのだと言う。点滴投与の前は飲み薬でコントロールできていたらしいが、副作用として肝臓の機能が落ちたため、治療法を変えたとのこと。
 「息子や嫁さんはがんばれ、がんばれって励ますけど、年が年だもの、もうこれ以上がんばれないの…」と、ため息交じりでおっしゃるのがなんとも痛々しい。私はただただ聞き役に徹するしかなかった。

 Kさんは大部屋が空けば移りたいとも言った。ご主人も息子夫婦も「2人部屋でゆったり過ごせばいい」と言ってくれているらしいが、期間が長くなればいつまでも甘えているわけにはいかないと言う。周りに迷惑をかけたくない彼女の気持ちは、痛いほどわかった。でも、せっかく仲良くなったのだから、ここにいてほしいなぁ。

 テレビの天気予報によると、明日は23℃になるとか。一気に桜が見頃になる所もあるそうだ。外来病棟の前、正面玄関側に桜並木があるが、あれはどうなっているだろう。明日見られるといいな。

 夜中すごく暑くて目が覚めた。汗をかいたようで、熱は下がっていた。室温が高いし、さらしの胸帯でぐるぐる巻きにされているから暑いのだろうと思った。一晩中2時間おきに、短いときは1時間半でトイレに通う。点滴のせいだろう。明朝10時までと聞いているので、我慢、我慢。

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