「永遠の武士道」研究所所長 多久善郎ブログ

著書『先哲に学ぶ行動哲学』『永遠の武士道』『維新のこころ』並びに武士道、陽明学、明治維新史、人物論及び最近の論策を紹介。

維新の風雲児 高杉晋作2 天は晋作を生き延びさせ、長州藩の尊攘魂を甦らせた

2011-04-06 17:14:43 | 【連載】 先哲に学ぶ行動哲学
先哲に学ぶ行動哲学―知行合一を実践した日本人第十五回(『祖国と青年』22年7月号掲載)  維新の風雲児 高杉晋作2 天は晋作を生き延びさせ、長州藩の尊攘魂を甦らせた  文久三年四月、萩に戻った晋作は、郊外の松本村で隠遁生活を始めた。だが、時代は風雲急を告げ、幕府が攘夷決行を約束した五月十日、長州藩は馬関海峡を行き交う外国船への砲撃を開始した。反撃も六月一日から始まり、米・仏軍艦の艦砲射撃に曝 . . . 本文を読む

維新の風雲児 高杉晋作1 「日本を支那の二の舞にはさせぬ」晋作は上海で誓った

2010-11-05 12:32:09 | 【連載】 先哲に学ぶ行動哲学
先哲に学ぶ行動哲学―知行合一を実践した日本人第十四回 維新の風雲児 高杉晋作1(『祖国と青年』22年6月号掲載) 「日本を支那の二の舞にはさせぬ」晋作は上海で誓った  松下村塾の門下生たちは、松陰先生が亡くなった翌年(万延元年)一月から塾に集って松陰遺文と孟子と伝習録の会読を開始し、尊攘の志を深めて行った。萩に王陽明の語録である『伝習録』を初めて齎したのは高杉晋作だと言われている。晋作は、生涯 . . . 本文を読む

至誠を貫いた三十年の生涯 吉田松陰2

2010-06-01 20:33:44 | 【連載】 先哲に学ぶ行動哲学
野山獄に入って、獄囚に孟子の講義を始めた松陰。その後出獄を許され自宅幽閉の中で松陰の燃える憂国の思いが青年達を感化して行く。安政の大獄の中、松陰の已むに已まれぬ思いは危険視され、弟子達までもが離れていく。だが、松陰の「至誠」は不滅の灯となり、幕末維新史展開の原動力として歴史に刻まれていく。 . . . 本文を読む