維新の歌・佐久良東雄 その二 (『祖国と青年』平成26年3月号掲載)
何回生まれ変わっても、明津神であらせられる天皇陛下に、一心に仕え奉ろうと赤き心を固めている友こそが、私の友であり、私の麗しい友であり、魂の惹かれ合う真の友である。
死変り生かはりつゝ、現神吾が大王に、無比赤心を、一筋に仕へ奉らむと、かためたる友は我が友、東雄がうるはしき友、魂合へる友(『佐久良東雄歌集』より)
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維新の歌・佐久良東雄 その一(『祖国と青年』平成26年2月号掲載)
春の野に生い出で来て咲く花の様に、この私も、大君の恵みを受けて、武士としての花を咲かせようではないか。
梓弓春野わけつゝ武士の花をさかせむ君のめぐみに
(『佐久良東雄歌集』)
幕末の志士の中で、自らの志と祖国・天皇に対する熱い思いを和歌に詠み込み、多くの人々の魂を揺り動かした第一人者は常陸国生れの志士・佐久良東雄である。 . . . 本文を読む