「永遠の武士道」研究所所長 多久善郎ブログ

著書『先哲に学ぶ行動哲学』『永遠の武士道』『維新のこころ』並びに武士道、陽明学、明治維新史、人物論及び最近の論策を紹介。

9・9オスプレイ配備反対沖縄県民集会の実相・その①「人数について」

2012-09-27 11:09:16 | 時局問題
9月6日から10まで、沖縄に滞在し、講演活動を行ってきた。その間に9日のオスプレイ配備反対県民集会なるものが、宜野湾海浜公園で開催されたので、地元の日本会議の方とともにその真実を探るべく大会の視察を行った。地元の報道では、決して明らかにされないその実態をレポートする。

私は、平成19年9月29日に同じ会場で開催された「教科書検定意見撤回を求める県民集会」の際も、集会を視察し、主催者側が発表し、沖縄のマスコミが大宣伝した集会参加者12万人の大嘘を暴いた。予め、会場の広さを測っていたので、会場が2万名以上は収容できないスペースだというのが解った。翌日に琉球新報が会場全景の写真を2面使って大きく報じ、人間の識別が可能だったので、熊本大学の学生の協力を得て、数え上げ、1万3千37名という数字を発表した。その後、テイケイが航空写真から同様の識別を行って、1万8千179名との数字を発表した。それは、コンピューターを使ったもので、各区画にいる人数が識別できている、決定的な証拠だった。

今回も、同じ会場だった。会場は、4つの区画に分けられ、舞台から向かって前の左右、後ろの左右に分けられ、その間に通路スペースが設けられていた。私たちは、2時間前に会場に到着した。一番早くから集まって居たのは、後ろの左スペースで、労働組合や共産党・公明党などの幟が林立していた。前の左右は、那覇市や県内の市町村からの動員の人々で、バスなどで到着して、徐々に埋まっていった。

ところが、後ろの右側のスペースは、大会一時間前のコンサートの開始の時でも殆ど人が居なかった。ここは、地元の自治会の動員スペースである。集会が始まる前にはそれなりに人々が集まったが、芝生の空きスペースも多数あり、7割くらいしか集まって居なかった。この事は、当日の航空写真や報道のニュース映像でもはっきりと解る。後ろの右側の区画は一杯には決してなっていないのだ。

5年前の、教科書の集会の時と比べて、若干少ないのが解る。

それ故、主催者は、教科書の時は12万人と発表したが、今回は「10万1千人」と発表した。前回より少ないのが明らかだったからである。

5年前の実数は1万8千名だったから、今回は1万5千から6千名ではないだろうか。

更に、主催者は「カンパが会場で、四百九十数万円集まった」と発表したが、10万人も集まって居るなら「一人49円」となる。さすがに沖縄の人でもカンパは100円~1000円は出すだろう。1人1000円出したら、5000人にしかならない。300円として1万5千名位である。

5年前に「10万人」を超す人数を発表してしまったので、後に引けなくなってしまったのである。それ故、今回は「10万1千人」と言わざるを得なくなった。

嘘に嘘を重ねた結果、この様な「大ぼら」がまかり通り、沖縄県民は「大嘘つき」だとの、悲しむべき評判が心ある日本人の中に刻まれる事となってしまった。

政府は、沖縄県民(左翼)の数字は、こんなものだと思って対応すれば良い。

更には、実態調査委員会を立ち上げて、会場のスペースを計測し、実数を科学的に算出すれば良い。そして、大嘘に対し謝罪を求めるべきであろう。

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