「永遠の武士道」研究所所長 多久善郎ブログ

著書『先哲に学ぶ行動哲学』『永遠の武士道』『維新のこころ』並びに武士道、陽明学、明治維新史、人物論及び最近の論策を紹介。

武士道の言葉 その15 「会津武士道」その2

2014-08-02 23:30:54 | 【連載】武士道の言葉
会津武士道 その二(『祖国と青年』平成25年8月号掲載) 民の安寧を第一と考えよ 官庫の貯蓄は此の如き変に当りて、士民を救助安堵せしめんが為なり。若し救はずんば、貯蓄せざるに如かず。 (『会津松平家譜』巻一)  武士道は、主君に対する忠義を基礎に成り立っている。それ故、主君の仁徳が大きな意味を持ってくる。葉隠の項でも記したが、佐賀藩歴代の殿様は仁慈深い名君だった。だから、死を厭わない葉隠武士が . . . 本文を読む

武士道の言葉 その14 「会津武士道」その1

2014-08-02 23:20:19 | 【連載】武士道の言葉
会津武士道 その一 (『祖国と青年』平成25年7月号掲載) 人間にとって最も大切な事は「節義」を守る事である 死に至るといへども道を失はず節義を守るべし (松平容頌『日新館童子訓』上)  NHK大河ドラマで「八重の桜」が放映され、幕末を生きた会津武士の誇り高い真直ぐな姿が良く表現されている。久々に視聴率も良く、東日本大震災被災地の方々にも勇気を与えているようだ。福岡のK君によれば、NHKは当初 . . . 本文を読む