(画像はイメージです)
俺の知り合いの求道(くどう)が、
先輩憎の於道(おどう)との、
托鉢研修の際のこと。
その日、
求道(くどう)は、
托鉢僧衣に腕を通しながら、
この日が早く過ぎればいいと思った。
於道(おどう)はやさしく、
「悲しい顔しなさんな。立ち止まる一件一件の仏様との出会いがあるんやさかい」と言う。
求道(くどう)は別に、
托鉢そのものが気に入らない訳やない。
パートナーが気に入らんだけやった😠
於道(おどう)を先頭に、
左手に錫杖、
右手にお椀を持ちながら、
網代笠被って、
読経歩行。
於道(おどう)から、
「目は半分に開けて、腹から読経せえよ」と注文付けられる。
そんなとき、
アシナガバチが於道(おどう)の首筋に止まった。
求道(くどう)が、
「於道(おどう)様!蜂にてございます!!」と叫ぶと、
於道(おどう)は落ち着いて、
「だからナンや⁉️蜂が拙僧の首筋に止まる縁あってのことやろが‼️お釈迦様の守りにある於道(おどう)に、蜂が刺すかどうか?笑い話しにもならんのや」と吐き捨てる。
アシナガバチは、
飛び立っていった。
同時に、
於道(おどう)の首筋が凄まじく腫れ上がった😨
求道(くどう)が驚いていると、
於道(おどう)は、
歯をカチカチ鳴らしながら、
「こうして罪業を消していただいたんや!仏様、ありがとうございました‼️」と叫んだ!
が、
少し歩いて、
「しかし、拙僧の首は悉有仏性(しつうぶっしょう)にうずくわ」と泣き言を漏らした。
アパート街に入ると、
とある建物の一階ベランダに、
女性用下着が干してあった。
まだ20歳の求道(くどう)は、
チラ見した。
同時に、
於道(おどう)が振り返って、
「シツうブッしょォ~ッ‼️」と叫んで、
求道(くどう)の笠めがけて、
錫杖を叩き付けた❗️
求道(くどう)は頭を押さえて絶叫した!!
笠のてっぺんが破れてしまった。
於道(おどう)は、
「ここにお釈迦様がおられるか😡❗️」とガナった!
そして、
干された下着類を見ていた於道(おどう)は、
僧衣から、
デジカメ出して、
撮影した😳
すぐに、
そこに住む女性が出てきて、
「お坊様!!」と叫んだ!
求道(くどう)は心臓バクバクやった😨😨
女性は『御布施』と書かれた封筒を於道(おどう)に手渡し、
「いつも画像供養いただき感謝です」と言って一礼した。
於道(おどう)は、
封筒を懐に入れながら、
「いくらお商売とはいえ、度が過ぎれば、仏様もキレまくることを心に刻むように」と言って、
歩き出した。
合掌して見送る女性を怪訝そうに見ながら、
求道(くどう)も、
於道(おどう)の後を追った。
寺への帰り道、
求道(くどう)は於道(おどう)に、
「御住職様に先程のデジカメ撮影の件を報告させていただきます」と言った。
於道(おどう)は、
「それには及ばん!密供養やさかい」と返答した。
求道(くどう)は、
「画像供養だの密供養だの、仏教テキストにはございません!!」と声を荒げた!
於道(おどう)は、
「シツうブッしょォ〜ッ‼️」と叫んで、
錫杖で求道(くどう)の頭を叩いた!
求道(くどう)は絶叫しながら頭を押さえた!
於道(おどう)は、
「拙僧がこの画像をネットに晒すか、通販するとでも言うのか⁉️」と怒鳴り、
「悉有仏性(しつうぶっしょう)に不愉快や!」と吐き捨てて、
先に歩いて行った。
後々、
於道(おどう)が、
この画像を、
公的に晒した証拠は無い。
更に、
相手方承諾撮影やさかい、
どういう画像処理をしたかも不明やとのことらしい。
やから、
於道(おどう)の下着撮影の目的は、
その行為を知らされた俺らの想像の範疇に、
存在するとだけしか言えない。