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先週のNHKテレビ放送の東京直下震災を見て愕然とした。
大地震発生の可能性が30年以内に70%ということは、度々
報じられているが、だんだん受け取り方が希薄になっている。
しかし、現実に発生した場合、日本国が壊滅状態になり、第二次
大戦の敗戦に匹敵する事態になるというのは十分あり得ること。
今回は少し長くなるが、国の将来を憂い長老になったつもりで
意見を書いてみます。(あきれた人は以下を読む必要なし)
個人として出来得ることは東京脱出しかないが、これには仕事など
生活が成り立つことが必要となる。
自分だけ助かっても、その後の日本が滅びてしまっては、生きる
のもつらいだけで意味がない。
これだけ出来上がった都市構造を作り直して対策するとなると、
簡単ではないが、何も手を打たないと30年以内に滅びるだけ。
放送でも指摘されていたが、やはり一極集中の打破しかない。
今、地方の産業が衰え、地方の町がどんどん消滅する方向に
なっているが、有効な対策は何もない。
地方創生と銘打って補助金のバラマキをしたが、結果は赤字の
飛行場など作ってお荷物が増えただけ。
必要なことは大企業を含め多くの企業が進んで地方へ展開する
メリットを作り出すことだ。
一番は地方移転の企業の税金をゼロにするくらいの思い切った
優遇政策をとる。(現在は東京だけが豊富な税収を持っている)
人手がないなどは、地方での職がないためいやいや東京に出て
きた人や地方への転勤メリットを考えることで道はある。
会議や情報の伝達などはテレビ会議やネットの使用で解決する。
少子化についても、大きな原因は非正規低賃金と都会生活で住宅
が持てないなど生活面の理由があるが、有効だろう。
多少のマイナスをあげて現状を継続し、何もしないまま大震災の
発生を想定外などとして国の存亡に手を打たないとすれば、
政治の無策であり、目の前の利得に目をうばわれて嫌なことを
敬遠する国民の責任というしかない。これも日本か!!
こんなことに本気で目を向ける政治家が出てこないかなあ!
小池旋風の時、チャンス到来と期待したが大外れ