マイクケーブル4芯、2芯と、線の本数で変わる「ノイズ」あれこれ。。。

「音」の収録って気を使いますよね。
単純に音源があって、スタジオの様な静かなところで録るにしても
楽器が奏でる音色って、楽器に対してマイクを向ける位置で
音に芯が出てかっちり出ていたり、そうでなかったりと、、、
マイクをどの位置に向けるかによっても違うし、楽器によっては
何本も必要だったりと経験がものういう。

そして、以外と知られていないのがケーブルの種類もいくつかある。

「4芯」「2芯」と、電気を通す線の数に違いがある。

4芯ケーブル断面図


2芯ケーブル断面図


ケーブルメーカーの「カナレ」さんによると
長く引き廻す場合、4芯の方が照明機器からでる
ノイズに強いと言われている。ただ、2芯と比較した場合
高域の音のレベルが減衰しやすいという事もあって
使う場所で使い分けたいところでもある。

私のところでは、4芯をにてすべてを賄っている。

例えば、インタビューに使うハンドマイクのケーブルも
4芯を用いるが、若干2芯のケーブルと比較すると太くなる。

まぁ、画的にも大差ないので気にはしないけど、
太い分、重くなるし、巻き取る時にも動力を必要とする。
インタビューマイクの場合、2メートル程度なので
ノイズを拾うことも少ないとは思うけど、
会場収録で、100メートルくらい一気に引く時に
有効だと思われる。

もともと、照明器具などの近くに音声ラインを引くことは
極力避けているので2芯でもノイズが乗ることは稀ではあるが、
2芯では外来ノイズの他に、長いがゆえに発生する「サー」とい
「ホワイトノイズ」のような現象があったりする。

比較したことはないが、もともと4芯ケーブルのみ使用しているので
その様なノイズも経験したことがない。

とかく、光と違い眼に見えないだけあって
機器同士のレベル調整も間違いやすい。

クリアーな収録を目指すべく、マイク　ケーブル　機器設定と気配りをする箇所が沢山ある。