おはようございます😃
今週も時の流れが早く…💦
多忙な週末がやって来るので頭の中が大フィーバーです!笑
明日の七夕を前に、"お星さまキラキラ"…の曲を選びました☆
星の曲の定番!!!
コチラです😄
7月6日。
スティールパンで童謡唱歌(187)
『きらきら星』
作詞・作曲共に…どう書いたらいいんだろう?…という感じで、いろんな歴史がありました!
「きらきら星」のモトは、18世紀末のフランスで流行したシャンソン"Ah! Vous dirais-je, Maman"(あのね、お母さん)だそうです!
(シャンソンだとは…初めて知りました!!!)
イギリスの詩人、ジェーン・テイラーサンの1806年の英語詩 "The Star" による替え歌"Twinkle, twinkle, little star"が童謡として世界的に広まったとのこと!
さまざまな言語に翻訳され、現在では世界中で愛唱されているようですね。
また、マザー・グース(=イギリスで古くから口誦によって伝承されてきた童謡や歌謡の総称で通称)の1つに分類されているそうです。
日本には"Twinkle, twinkle, little star"を元にして大正期に紹介されました。
1914年(大正3年)に共益商社書店から発行された『英語唱歌教科書 巻一』に"Twinkle, twinkle, little star"の近藤逸五郎サンの訳詞が掲載されているそうですが、現在で武鹿 悦子サンの訳詞が歌われているようです。
スティールパンを初めて弾く方々には、この"きらきら星"を最初に弾いていただきます!
・みんな知っている!
・ドレミも知ってる!
・弾きやすい!…という理由で。
そんなこんなで、すごく身近な曲なのに!
やはりちゃんと知らない…!!!
日本では、「きらきらひかる 夜空の星よ」の歌詞で知られていますが、当時流行したシャンソンの歌詞はそうではなく、娘が母親に恋心を歌っているそうです。
元のシャンソンの曲・歌はコチラです!
♪Ah! Vous dirais-je, Maman"(あのね、お母さん)
【歌詞】
Ah ! vous dirai-je, maman,
Ce qui cause mon tourment ?
Depuis que j'ai vu Clitandre,
Me regarder d'un air tendre ;
Mon cœur dit à chaque instant :
« Peut-on vivre sans amant ? »
【意訳】
あのね、お母さん
私の苦しみの原因はなんなの?
優しいClitandre(人名)
そんな彼と出会ってから
私の心はいつも語りかけるの
「私たちは恋人なしで生きていくことはできるの?」と。
↑ここから、モーツァルトサンが、1778年に"きらきら星変奏曲“というタイトルになる前の正式なタイトル、「Variations on "Ah! Vous dirais-je, Maman"(K.265/K.300e)を作曲されたそうで、、、。
今まで、あの私たちが知っている"きらきら星"から、よくあんなにたくさんのバリエーションの変奏曲を作ることができたなぁ…と思っていましたが(いや、モーツァルトサンなら軽々作れるでしょうけど!w)、"Ah! Vous dirais-je, Maman"を聞くと、あー、そういうことか!!!…と、なんとなく、そう思いました。
"Ah! Vous dirais-je, Maman"自体が、私が知っている"きらきら星変奏曲"っぽい!と思ったから。
『きらきら星』(= "Twinkle, twinkle, little star")というタイトルは、1806年以降に付けられたものなので、モーツァルトサン(1756-1791)が亡くなった後なわけですね。
なので、「きらきら星変奏曲」というタイトルも、後から付けられたということですね!
きらきら星を使用している曲はたくさんありますが、中でも…
◎サン=サーンスサンの『動物の謝肉祭』の「化石」にメロディーが引用されています。
数年前に小学校の非常勤講師で3年生音楽を担当していた時に学習し、子どもたちと『動物の謝肉祭』を全て聴いたことがあり、きらきら星のメロディに反応していた子どもたちがいたことを思い出しました!
◎また、これは王道ですが…
アルファベットを覚えるための「ABCの歌」のメロディーとしても使用されていますね。
いやー、何気なく弾いていた『きらきら星』にもこんな歴史があったなんて!!!でした。
(私が知らなかっただけかもですが!!!)
今回は、
①やさしい"きらきら星"
②きらきら星変奏曲"風"
という感じでスティールパンを弾いてみました♪