おはようございまーす!
今日も、前置きなし〜☆です。
7月16日。
スティールパンで童謡唱歌(197)
『海』
作詞:文部省唱歌
作曲:文部省唱歌
『海』…『うみ』…と聞くと、
♪う〜み〜は〜ひろい〜な〜
おおき〜い〜なぁ〜
…という方を思い出しますが、それは1941年に発表されたそうで、本日の曲は、1913年(大正2年)に発行された『尋常小学唱歌 第五学年用』にて発表されたそうです。
昼と夜…などの対句を効果的に使いながら、海の情景を歌っています。
第二次世界大戦後も小学校の音楽の教科書に掲載され続けていたそうですが、1992年(平成4年)で掲載を終了したということです。
この曲について、、、
◎芥川也寸志サンは、
「メロディーは、旋律学の上からみて、まことに完璧」と高く評価したそうです。
◎中村幸弘サンは、
「実に長閑な風情、落ち着いた雰囲気の、心豊かな生活が見えて」くると評価する一方、「いささか、難をいえば、その風雅さを仕立てすぎていまいか」としたとのこと。
また、1番の歌詞から九十九里浜を連想したそうですが、この歌に特定のモデルはなく、「“海”のために必要な和語を集めて、みごとに構成したもの」と評価されたそうです。
【歌詞】
1.
松原遠く消ゆるところ、
白帆の影は浮かぶ。
干網浜に高くして、
かもめは低く波に飛ぶ。
見よ、昼の海。
見よ、昼の海。
2.
島山闇に著(しる)きあたり、
漁火、光淡し。
寄る波岸に緩くして、
浦風輕く沙吹く、
見よ、夜の海。
見よ、夜の海。
言葉のひとつひとつは、今では難しい感じがしますが、本当に、その海の情景がはっきりと浮かぶような詞だと思いました。
明日は"海の日"。
皆様よくご存知の『うみ』、お送りします。