Steel Pan 珠(たまき)

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七夕についての知識が役立って嬉しかった!!!

2023-07-07 08:10:00 | スティールパンで童謡唱歌


7月7日。
スティールパンで童謡唱歌(188)
『たなばたさま』
作詞:権藤はなよ
補作詞:林柳波
作曲:下総皖一


本日、七夕。
五節句のうちのひとつです。

1月7日の人日
3月3日の上巳
5月5日の端午
7月7日の七夕
9月9日の重陽

各々の説明をし始めると長そうなので、ここでは割愛(笑)。

『たなばたさま』は、1941年(昭和16)文部省発行の「うたのほん 下」に掲載された唱歌だそうです。

【歌詞】
ささの葉さらさら のきばにゆれる
お星さまきらきら きんぎんすなご

ごしきのたんざく わたしがかいた
おほしさまきらきら そらからみてる


この歌詞の中で、「?」となるのはこの3つの言葉ではないでしょうか?
もちろんご存知の方も多いと思いますが!

◎「のきば」…「軒端」と書き、軒(のき)の先端を指します。軒とは、家の屋根のうち、壁よりも外側に突き出ている部分。
→七夕飾りが家の外に飾ったってあり、笹の葉っぱが、屋根の端っこで揺れている様子を表している…ということですね!

◎「きんぎんすなご」…「すなご」=「砂子」。
金箔や銀箔を細かい粉にしたもの。
ここでは、七夕の星空や、天の川などを表しているそうです。

◎「ごしきのたんざく」=「五色の短冊」
この5つの色とは、青、赤、黄、白、黒のことで、中国の「陰陽五行説」という考え方に由来しているそうです。
陰陽五行説とは、自然界のすべてのものを木、火、土、金、水の5つにあてはめて説明することができるという考え方だそうで、「陰陽五行説」によれば、この5つの色にも意味があり、青(緑)は木、赤は火、黄は土、白は金、黒(紫)は水を表している…とのこと。


◎コトバのつながりがある歌詞!
笹の葉"さらさら"←→お星さま"きらきら"
…とか、
金銀すな"ご"←→"ご"しきの短冊
…というつながりは、作者の意思でそうしているそうです。
歌詞をよくみて、このような"つながり"を見つけるのも楽しそうですね!


◎七夕(たなばた/しちせき、棚機)は、中国・日本・韓国・ベトナムなど、アジア圏における節供・節日のひとつだそうです。
中国や日本だけではないんですね。
ちなみに、マレーシアには"七夕"は無いようでした。(勤務先の国際理解の先生談)


◎七夕の伝説について。
七夕(たなばた)伝説は、昔の中国で生まれたそうです。
《伝説の要約》
天空でいちばんえらい神様"天帝"には、「織女(しょくじょ)」という娘がいた。
織女は神様たちの着物の布を織る仕事を、天の川のほとりで毎日熱心にしていた。

遊びもせず、恋人もいない織女をかわいそうに思ったは、天の川の対岸で牛を飼っているまじめな青年「牽牛(けんぎゅう)」を織女に引き合わせ、やがて二人は結婚。

結婚してから二人は毎日遊んで暮らし、織女が機を織らなくなり、牽牛は牛の世話をしなくなり…!
神様たちの着物はボロボロに、牛は痩せ細り病気になり…。

怒った"天帝"は、二人を天の川の両岸に引き離したけれど、二人は悲しみのあまり毎日泣き暮らし、仕事にならず。
かわいそうに思った"天帝"は、二人が毎日まじめに働くなら、年に1度、7月7日の夜に会わせてやると約束をした。

…というのが、七夕の伝説です。
(昔、日本昔ばなしで見た気がする!?ちがったかな?w)


◎なぜ7月7日なのか?
("なのかなのか"に笑ってしまったw)

琴座のベガと呼ばれる織女(しゅくじょ)星は裁縫の仕事、鷲(わし)座のアルタイルと呼ばれる牽牛(けんぎゅう)星は農業の仕事をつかさどる星と考えられていたそうです。
この2つの星は、旧暦7月7日に天の川をはさんで最も光り輝いているように見えることから、中国でこの日を一年一度のめぐりあいの日と考え、七夕ストーリーが生まれたそうです。

以上、七夕についてでしたー!!!

*****♪*****

…という七夕の解説をいろいろ調べていたおかげで、国際理解のマレーシアの先生との話に花が咲きました。
「七夕っていつ?」という話から、
「7月7日ですよ、7/7は五節句っていうのがあって…他にひな祭りとか、こどもの日とかがあるんですよー…」などなどと話していたら、ものすごく興味を示してくださって、お礼を言われたほど✨

今までは"うろ覚え"でしたが、ちゃんと調べて覚えたてだったので、その知識が役立ったことがとても嬉しかったです😊
コメント
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