Steel Pan 珠(たまき)

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「むっずかしーい!!!」…でした。

2023-07-09 08:00:00 | スティールパンで童謡唱歌
昨日、スティールパン練習場所で。
パンダたちがスティールさんのケースに入って遊んでいました😊


本日のタイトル「むっずかしーい!!!」のは曲の解説が難しかったのですが、、、

むっずかしーい!!!といえば!
先日、能と狂言を観てきました☆
お世話になっている方からチケットを譲っていただき、脇正面のとてもいい席で観ることができました😊
(ありがとうございまーす!!!)


狂言はとっても面白かったです!
話の内容もわかりやすくて😄

最初の独吟、能の"藤"は少し難しかったけれど、声の出し方や所作、歩き方や重心の安定の仕方、そういうところを観察して、美しいなぁ〜…と思いました。(語彙力がない!w)

その所作にはどんな意味があるんですか?とか、舞台に出てきて座っているだけ?という方は…一体何を?なんて、超ど素人な幼稚な疑問ばかり頭の中に浮かんでいましたが!笑。
国立能楽堂に行って、日本の文化に触れることができてとても有意義でした!!!

で、そんなこんなで、本日の曲です。

7月9日。
スティールパンで童謡唱歌(190)
『かごめかごめ』
作詞:不詳
作曲:不詳


この曲も誰もが知っている曲だと思います。
陰謀論とかいろいろな説もあるようですが。。。
(^_^;)

童謡にしては、大人が読んでゾッとするような意味合い?みたいなものもあったので、ここでは柔らかめに、"童謡・わらべうた"らしく書きます。

かごめかごめは、子どもの頃遊んだ記憶があります。

鬼は目を隠して中央に座り、その周りを他の子が輪になって歌を歌いながら回ります。
歌が終わった時に鬼は自分の真後ろ(=後ろの正面)に誰がいるのかを当てる…という遊びですね。

各地方で異なった歌詞が伝わっていたそうですが、昭和初期に山中直治サンによって記録された千葉県野田市の歌が全国へと伝わり現在に至ったということです。

◎古い文献から見ていくと…
古くは江戸時代から歌われていたようです。

①1820年(文政3年)の「竹堂随筆(ちくどうずいしょう)」→1751〜1772年頃に収録された童謡集に。
「かァごめかごめ。かーごのなかの鳥は。いついつでやる。夜あけのばんに。
つるつるつっぺぇつた。なべのなべのそこぬけ。そこぬいてーたーァもれ。」

②1813年(文化10年)「戻橋背御摂(もどりばしせなのごひいき)」→江戸市村座で初演された歌舞伎芝居に登場!?
「かごめかごめ籠の中の鳥は、いついつ出やる、夜明けの晩に、つるつるつっはいた」

③1823年(文政6年)「月花茲友鳥(つきとはなここにともどり)」→市村座で初演された浄瑠璃に。
「かごめかごめ籠の中の鳥は、いついつ出やる、夜明けの晩に、つるつるつるつゝぱつた」

④1844年(天保15年)「幼稚遊昔雛形(おさなあそびむかしのひながた)」→万亭応賀編の童謡童遊集に。
「かごめ かごめ かごのなかへ(の)とりは いついつねやる
よあけのまえに つるつるつッペッた
なべの なべの そこぬけ そこぬけたらどんかちこ そこいれてたもれ」

⑤1915年(大正4年)刊行の「俚謡集拾遺(りようしゅうしゅうい)」。
1905年(明治38年)、文部省により各都道府県から集められ、1914年(大正3年)に刊行された「俚謡集」に収録されなかったものを集めたのが俚謡集拾遺だそうで…
東京、長野県、新潟県などで歌詞が少しずつ違うようです。


…とまぁ、ちょっと難しい漢字がたくさんでできて読みづらかったかもしれませんが、時代時代を経て今に至るんですね。。。
しかも。地域によって歌詞も違うので、非常に興味深いです!

私が知っている歌詞は…

かごめかごめ カゴの中の鳥は
いついつであう
夜明けの晩に 鶴と亀が出会った
後ろの正面だぁれ!

…です。

歴史もありますが、それぞれの歌詞の意味もすごくたくさんあるようで。
「かごめ」という言葉だけでも、意味がたくさんありすぎて拾いきれませんでした。

「かごめ」
・籠目=竹で編まれた籠の編み目
・「囲め」が訛ったもの。
・「屈め」が訛ったもの。
…などなどなど。


「カゴの中の鳥は…」
・そのままの意味で、カゴの中の鳥。
・遊びの中で、オニとなった人のこと。
・「籠の中の鳥居」
…とか。とか。とか。


「いついつでやる」
・「何時、何時、出会う」→いつになったら出会うのか?
・「何時、何時、出遣る」
→いつになったら出て行くのか?
→いつになったら出て行けるのか?
…など。


「夜明けの晩に」
・夜の終り、朝の始まり
・夜明けの番人
・夜明けから晩に至るまで
…いろいろありすぎます。


「つるとかめがすべった」
・「鶴と亀」という縁起の良い象徴の2つが滑るということで、吉兆または凶兆をあらわしている。
・京都に伝わる童謡の歌詞「つるつる つっぱいた」が変化したもので、「ずるずると引っ張った」という意味?
・「天の象徴」と「地上の象徴」、対称的な物事を例え。
…とかいろいろ。


「うしろのしょうめん だあれ」
・真後ろにいるのは誰?
・後ろを向いた時にいるのは誰?
・「表」と「裏」のような対称的な物事を例えている?
…なーどー!!!

何通りの意味合いがあるのでしょうね?
頭が混乱してきました( ̄◇ ̄;)

…というように、本当にいろんな意味合いだったり、感じ方だったり、解説をあれこれ読んでまとめるには、とても難しいものでした。。。

そこで!
◎この曲は、怖いイメージもあるようですし、意味もよくわからなーい!という感じなので、ちょっとおどけた感じの明るい雰囲気で、スティールパンを弾いてみました♪

以上でーす!
コメント
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