スキーを履く陸上自衛隊の大型輸送ヘリ CH-47(チヌーク)
CH-47J/JAチヌークは、回転翼が前後にあるタンデムローター方式の輸送ヘリで、2つのプロペラはトルクを打ち消す為、互いに逆向きで回転しています。ボーイング社の開発した大型輸送ヘリコプターを日本仕様にしてライセンス生産された機体で、航空・陸上自衛隊では基地間の人員や機材の輸送に使用されています。人間は積雪地の移動にかんじきやスキーを履くことがありますが、飛行機(固定翼機)やヘリコプター(回転翼機)もスキーを装着することがあります。タイヤ部分にスキーを履かせているため、火山灰や積雪地でも離着陸できるのです。このヘリコプターに用いる接地圧低減のための、いわゆるスキー、運用者によって呼び方が異なるようです。ヘリコプターを自衛隊で最も多く運用しているのは陸上自衛隊ですが、部隊によって「スノーシュー」「雪ゾリ」「スキー」と呼び名の傾向が違うのだとか。