京王バスの燃料電池バス「トヨタ・SORA」
トヨタ・SORAは、国内初の型式認証を取得したトヨタの量産型燃料電池バス。充填した水素と空気中の酸素の化学反応によって作られる電気でモーターを駆動させて走る仕組みで、走行時に二酸化炭素や環境負荷物質を排出せず、走行音が静かなことも売りの一つになっています。特徴は、ルーフ上に水素タンク(前方)と燃料電池スタック(後方)を積んでいることです。なお、駆動モーターや駆動用バッテリーはエンジン車のバスと同様に車体後部に置かれ、減速装置を介して後輪を駆動します。路線バスに求められる特性から、急加速を抑制し緩やかな発進を可能とする加速制御機能が採用され、最高速度は70km/h前後、1回の充填で約200kmの走行が可能となっているようです。(撮影 S202/高幡不動駅にて)