倉敷美観地区・マンホールカード
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現在の倉敷市の市街地中心部で往時をしのばせるのが、倉敷川畔の「美観地区」や鶴形山南麓から東西にのびる「本町・東町」といった美しい町並みです。JR倉敷駅から南へ徒歩約10分にある「美観地区」は、倉敷観光の中心となっています。JR倉敷駅から倉敷美観地区へ通じるアーケード通りのえびす通、本通には大正・昭和時代の町並みがそのまま残っていて庶民的な味わいを醸し出しています。
倉敷川沿いにたたずむ蔵屋敷、このようなたたずまいは、江戸時代に入って、特に寛永19年(1642年)幕府の直轄地である天領となってから形成されてきました。直轄地となり、代官支配を受けてからは多くの人々が流入し、備中、美作、讃岐の米、綿、油などが陸路、水路を通じて集荷、搬出されるようになり、一大商業地として繁栄することになりました。川沿いには綿花問屋、米穀・肥料問屋などの倉庫が次々と建てられ、往事の倉敷川周辺では、物資を積んだ船から集荷をおろす人々や、それを運ぶ大八車の往来で大変賑わったといわれています。
マンホールカードは美観地区の倉敷川沿いの倉敷館観光案内所で手に入れることができます。