津久井湖畔で見つけた百葉箱
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百葉箱とは、分かりやすく言えば正確な気温を計測する為の装置。あの白い箱の中には、温度計と乾湿計というものが入っています。百葉箱の内側の気温はできるだけ外気温と一致しているように通風が必要です。
しかし、百葉箱の通風は側面や底面などからの自然通風が一般的であるため、観測される値は昼間にはやや高く、夜間にはやや低くなり誤差を生じることがわかっています。日本の気象庁では天井部にファンを取り付けて強制通風するようにした百葉箱を1993年まで使用していましたが、以降は「強制通風筒」による観測を行っているそうです。
百葉箱を使って、教育目的で観測している場合の観測データは、気象業務法に定められている気象観測の対象外の観測となるので、インターネット等で公表する場合は明示することが求められているのだとか。