日本二百名山のひとつ「榛名山」
榛名山は、関東地方の北部に位置する群馬県の上毛三山の一つ。古くから山岳信仰を受けてきた山で、山の南西麓には榛名神社が祀られています。群馬県のほぼ中央にあって、利根川を挟んで赤城山と向かい合っています。この山は成層火山で、中央火口丘には榛名富士や相馬山、水沢山、二ツ岳などの寄生火山があります。最高峰は掃部ヶ岳(標高1,449メートル)です。山頂にはカルデラ湖である榛名湖と、中央火口丘の榛名富士(標高1,390.3メートル)があります。また、495年頃と約30年後に大規模な噴火が起こったとされています。掃部ヶ岳を含む中央のカルデラと榛名富士を囲む他の山々も、榛名山の複雑な山容を形成しています。(榛名山は赤城山などと同じくひとつの山体の総称で、同名の峰は存在しません。)