お早うございます。陶話作家のクメ タマリです。
みなさんも,きっとお一人はお持ちだと思いますが,私も,実は一人,「父親」と言う者を持っています。
この人物,山の中で二匹の猫と一匹の犬と、周辺の野生動物ともに一人,40年余りも暮らしておりました。
毎日,朝,晩の犬の散歩には野山を駆け巡り,沢を登り,岩をよじ上って,まことに山伏のような生活でありました。
その風貌と生き方から,誰が呼んだか,いつの間にやら「仙人」と、呼ばれておりました。
さて、その仙人も,寄る年波にはかなわず,たくさんの方々のお世話になるようになりました。
民生委員さんや,ケアマネージャーさんが山の奥の庵を訪れるようになり,町の配食サービスも,まだ週1度ですがお願いするようになりました。電話ばかりで,めったに訪れる事のなくなっていた娘も,たびたび訪れるようになりました。
いくらか記憶も不確かになり,さっき言った事を繰り返す事もあります。
けれど、変わらない事があります。旺盛な知識欲と,少年のような好奇心。
毎日,新聞を隅から隅まで読み抜き,常に本を手放さず,芝居も見たい,人にも会いたい,未知の物には遭遇したい。
いくつになっても,たとえ死の床についた時にも,きっと,この姿勢は変わらないだろうな。
これこそが、人間に与えられたものすごくと尊い特権であると思います。

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毎日,朝,晩の犬の散歩には野山を駆け巡り,沢を登り,岩をよじ上って,まことに山伏のような生活でありました。
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いくらか記憶も不確かになり,さっき言った事を繰り返す事もあります。
けれど、変わらない事があります。旺盛な知識欲と,少年のような好奇心。
毎日,新聞を隅から隅まで読み抜き,常に本を手放さず,芝居も見たい,人にも会いたい,未知の物には遭遇したい。
いくつになっても,たとえ死の床についた時にも,きっと,この姿勢は変わらないだろうな。
これこそが、人間に与えられたものすごくと尊い特権であると思います。

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