タマリの 希望・日常・幸せブログ あ~今日も一日おもろかったい

すっとこタマリのこれでもビジネスブログです。食卓の風景とともに,じわっと笑顔を届けます。

もう少し続きを書きます。

2014-03-28 11:39:43 | おもろかったい
おはようございます。
昼は「カフェたまり」夜は「おもてなし家庭料理たまり」の女将をやっています、陶芸家のクメタマリです。


 小学生に上がるころ、母が迎えにきて、千葉の上総湊というところに行きました。
引っ越したその日の晩の、うら寂しげな裸電球の明かりをとても印象的に覚えています。

 まだ、防空壕のあとが、遠くの山肌に残るように時代でした。

 町外れの家から、山奥の小学校まで、45分をみんなで歩いて通いました。

おっかない犬がいるうちがあって、わざわざ遠回りをして、吠えられに行ったりしました。

 小学校の周りは、田んぼが広がる豊かな田園風景でした。若い担任は私たちを連れてたびたびお散歩に出ました。

 この季節の淡い彩を懐かしく思い出します。桜の花、蓮華、タンポポ、菜の花、スミレ、大犬のふぐり、仏の座、ぺんぺん草、雪柳。
その中を、私たちは童謡を歌いながら歩きました。

農作業中のおばさんやおじいさんが、手を止めて手を振ってくれました。


 穏やかな日々が過ぎていきました。

 この、一年余りが、私が唯一両親と共に暮らした日々でした。


 大人の事情が続き、私は寺に預けられることになりました。

小学校の近くの小さな寺の本堂の脇の水屋に私は住まいました。

そのスリリングな半年間で、もう、本当に沢山のことを経験しました。

が、明日、ゆっくり書こうかな。

ぐだぐだ独り言の続きを書きます。

2014-03-27 10:44:08 | おもろかったい
おはようございます。
昼は「カフェたまり」夜は「おもてなし家庭料理たまり」の女将をやっています、陶芸家のクメタマリです。


 相変わらずせきが止まりませんが、少しましになってきたように思います。

 昨日いらしたお客様が、結構みなさん咳っぽくて、みいんな同じような風邪というか、花粉のアレルギー反応というか、しているのかしらと思ったりします。

 ただの花粉じゃあないような気もしますね。


 さてと、昔話です。


 5月ころの楽しみの一つといえば、野いちごでした。

それこそ、山野に山ほどトゲトゲの野いちごの木があり、幼い子どもたちは手篭を持って摘みに入ります。

籠がいっぱいになると、持ち帰り、少しの砂糖を加えてジャムにしてもらいます。

バス停まで歩いて30分、そのバスに乗って1時間下ったところに町があり、そこでやっと買い物ができるような地域でしたから、今のようにパンなど常時うちにはありません。

ジャムをつけるのは、「べったら焼き」と呼んだ小麦粉を平たく焼いたものでした。
饅頭のようにふくらし粉も入らず、ほんとうにべたっとした小麦粉のもちのようなものに、件のジャムをかけて、それでも、その頃は天にも昇るおいしさでした。


 また、今でも信じているのですが、この世で一番おいしい果物は、「桑の実」。

これは、夏から秋の果物です。

黒みがちの紫の小さな実は、甘く、やわらかく、木の枝に腰掛けて夢中になって食べたものでした。どうしてこの桑の実を今、あまりというか、まったく目にしないのか、不思議でなりません。輸入物のブラックベリーなどとは比べ物にならないおいしさ。


 あと、やまももの実も、おいしいものでした。これは、今、あちこちの垣根になっていますね。でも、誰も取る人がいないので、鳥のえさになるか、地に落ちて、ごみになっています。


 とにかく、私の幼いころ、天地は、「身の回りには食べられるものであふれている。」ということを確かに、しっかりと私の小さな身の内に叩き込んでくれたのでした。




















































お久しぶりです。くだくだ独り言を書きます。

2014-03-26 12:56:04 | おもろかったい
おはようございます。
昼は「カフェたまり」夜は「おもてなし家庭料理たまり」の女将をやっています、陶芸家のクメタマリです。

 しつこいせきが止まりません。花粉の影響も絶対あると思います。


 夜中もせきをしているようで、目覚めの悪い、そんな今朝、ふと、口をついて出た独り言が、

「うちに帰りたい」

でした。


 言って、その場でちょっと驚きました。なぜならば、その時点で私がいたのは、自宅の自分のベッドの上だったからですよ。


   変でしょ? 今いるところがうちでなくて、どこがうちかしら??



 子どものころから、ほとんど2年単位で移り住んでいた私には、これといって故郷とか、実家とかいった概念がありません。


 しいて言えば、ごく幼いころ育った、今は無き山の中の親戚の家。

 
 萱葺きの平屋、大きな土間が広がって、暖房は囲炉裏のみ。家の中には牛と馬と、おもや続いた作業場の二階には蚕を飼い、軒下には鶏、ヤギ、ガスも水道もなくて、裏に質素な井戸があり、かえるがつがいですんでいました。洗濯は、家の前に広がる田んぼの真ん中のあぜをまっすぐ行ったところにある小川で行い、その小川にかかった丸太橋を恐る恐る渡ると山へと入っていくのでした。


 春も盛りになってくると、山には、ちょくちょく入りました。まず、山茶を摘みにじいちゃんに作ってもらった子供用のしょい籠を担がされていくのです。毎日のように入り、沢山集まった茶をばあちゃんがかまどに置いた鉄板の上で煎るのです。そうやって、一年分の茶を作り、保存。

 5月の声が聞こえると、同じようにしょった籠の中には、柏の葉が大量に入りました。

 秋に収穫した小豆をじっくりと煮て、米を石臼で丹念に引いたものに熱湯をかけてからつき混ぜたもちで包んで柏の葉でくるみ、蒸籠に重ねて蒸し上げます。


 甘いものなど口に入ることがなかったあのころ、山に入るのはとても楽しみでした。

もちろん、柏餅もですが、夏から秋にかけて、ゆりの花のおしべについている蜜は、今でも思い出すとにんまりするような甘さでした。


 でも、幼かった私は、ひとりで山に入ることは禁じられていました。大きなおにいちゃんたちは、存分に野山を駆け巡っていたのですが・・・・・


つづく・・・・


























23日日曜日は17:00より夜の営業を行います。

2014-03-22 22:52:17 | おもろかったい
こんばんは
昼は「カフェたまり」夜は「おもてなし家庭料理たまり」の女将をやっています、陶芸家のクメタマリです。

3月23日は松下さんの畑訪問です。
車に乗っていかれる方は、13:00たまり集合、現地集合は13:30です。

春の新芽のてんぷらをやる予定にしております。

お手すきの型は、ニッキとびわの葉のお茶を作るお手伝いなどお願いします。


夜は以前ご予約が入っていたため、17:00より営業いたします。

ご家族様のお夕飯など、心より、お待ちいたしております。

お勧めは鰤丼です。

明日21日(祝・金)はAriライブです。

2014-03-20 20:42:17 | おもろかったい
こんばんは
昼は「カフェたまり」夜は「おもてなし家庭料理たまり」の女将をやっています、陶芸家のクメタマリです。


このところ、お休みばかりで申し訳ありませんでしたが、本日から通常営業しております。

明日21日は、祝日ですが、通常営業です。

また、夜は19:00よりAriライブとなっております。

いつものようにチャージなしの投げ銭制です。

今回は、ケーキではなく、オードブルのサービスをいたします。

皆様のお越しをお待ちいたしております。



3月15日今週土曜日は誠に勝手ながらお休みさせていただきます。

2014-03-11 08:43:08 | おもろかったい
おはようございます。
百合ヶ丘のebcアトリエに併設の形で、昼は「カフェたまり」夜は「おもてなし家庭料理たまり」の女将をやっています、陶芸家のクメタマリです。


 今週末は、15日、16日と、フェルデン・クライス・メソッドの研修の為、福島のホテルハワイアンズに行って参ります。
 その為、15日土曜日はお休みをさせていただきます。

 よろしくお願い致します。

きょういく と きょうよう

2014-03-07 11:35:41 | おもろかったい
おはようございます。
百合ヶ丘のebcアトリエに併設の形で、昼は「カフェたまり」夜は「おもてなし家庭料理たまり」の女将をやっています、陶芸家のクメタマリです。


 昨日、常連さんが面白いことを教えてくれました。

「とっくの昔に退職した(と、彼女は言う)私も、この間きいたんだけど・・・・」

はいはい、なにを?

「退職者にはね、教育と教養が必要なんだってさ」

いやあ、退職者に限らず必要な気がするけれども・・・・

「今あなた、教育と教養って思ったでしょ?」

はいはい、違うの?

「違うの、今日 行く 所と、今日 の 用事が必要なの。じゃないと、早くぼけるんだってさ。」

はは~、そうかも。承りました。


そこで、早速うちの退職者に話すと、なんだか割りと深刻な顔して、

「ああ、確かに、そうかもしれない」

とか申して、おもむろに大学ノートを取り出して見せてくれたのが、

背中がぞわぞわするような、昭和のムード歌謡に歌われていたような「詩」の数々。


すごいね、「詩」を書き始めるとは、27年一緒にいるけど、想像もつかなかったわ。


ちなみに、写真は昨年松下さんの畑で取れた見事に美しい桃です。
今月23日には、その桃の花を見に行きますよ。
詳しくは〝たまりホームページ〟のイベントブログで















バージョンアップしました。

2014-03-05 09:25:15 | おもろかったい
おはようございます。
百合ヶ丘のebcアトリエに併設の形で、昼は「カフェたまり」夜は「おもてなし家庭料理たまり」の女将をやっています、陶芸家のクメタマリです。


 私の自宅のパソコンは、とても古いものです。7年前に中古で買ったので、どれくらい使ったのか解りません。

 このたび、長男が買ったウイルスバスターを入れようと思ったら、osが合わず、致し方なくバージョンアップする事になりました。

 といっても、私でなく、次男と夫がやってくれているのですが、2段階でアップしなくてはならないそうです。

 一段階目が終わった所で、デスクトップのアイコンやファイルが、今までと違いきちんと整列しているのを見て、おお、これまでとは違うのだと実感しました。

 私も、バージョンアップ、しましょう。そう言う時刻なのでしょう。
 

猫の事

2014-03-04 08:27:46 | おもろかったい
こんにちは
百合ヶ丘のebcアトリエに併設の形で、昼は「カフェたまり」夜は「おもてなし家庭料理たまり」の女将をやっています、陶芸家のクメタマリです。


 うちの猫は、普段、夫の横で寝ています。一番うちに長く居るのが夫なので、自然と馴れているのでしょうか。

猫嫌いの夫は、なんとも憮然として認めたがらないのですが。私が店から帰ってくると、きちんと横で寄り添うように寝ているのです。

 その猫は、朝になると階段を上り、私の部屋の前で「ミャ~」となきます。

私が知らぬ振りで寝ていると、ほんの少しの隙間に爪を立てて、自力で大きな扉をこじ開けて中に入ってきます。

窓際に置かれたベッドに飛び乗り、まず、私の匂いを確認します。

私はわざと、寝たふりをします。

彼女は、生臭い息のするあくびを一つしてから、ざらざらした舌で私の顔を一なめします。

それでも私が起きないと、頭をかじったりもします。

 その後、彼女の関心は、窓の外に移ります。

山の上の我が家には、よく鳥が飛んできます。

家の外に出ない彼女は、その鳥を眺めるのが好きなのです。

体の奥から、鳴き声ともうなり声ともつかない、「ぁ”~」と言う小さな声を立てながら、絶え間なく動き回る鳥たちの姿を凝視するのです。

これは私の妄想ですが、彼女の頭の中では、飛ぶ鳥に襲いかかって空をはねる自分の姿が見えているのではないかと思います。それだけの運動能力を持っているからです。

鳥を見つめる彼女は、その優れた運動能力を秘めた小振りの体の各部の小さな筋肉をぴくぴくさせながら、飽かずに鳥を見つめ続けるのです。

 やがて、時刻が来て、私が起き上がると、彼女は振り返ってじっと私を見上げます。

私が声をかけると、トンっと言う音を立ててベッドから飛び降ります。

そして、私の横にたって、一緒に階段を下りるのです。

私が立ち止まると、いぶかしげに私を見上げます。少し前を彼女が歩いていると、次の一歩で彼女を踏んづけてしまう事もけっこうあります。

けれども、そんな事にも懲りずに、彼女は必ず立ち止まるのです。

 そうやって下階に降りると、夫が珈琲を入れていたりします。

珈琲の匂いが台所から漏れて辺り一面に漂っています。

その香がなく、まだ夫が寝ている時には、気がむいた私が珈琲を入れたりします。

 猫はその間も私の周りをうろついて、えさをくれるのを待ちます。

しっぽをピンと立てて、ゴロゴロと甘ったれた低い声をたてながら、耳の後を私の足にこすりつけます。



そんな、一連の朝の事どもを、私は愛しているのです。










リタイア パーティー

2014-03-01 12:25:43 | おもろかったい

おはようございます。
百合ヶ丘のebcアトリエに併設の形で、昼は「カフェたまり」夜は「おもてなし家庭料理たまり」の女将をやっています、陶芸家のクメタマリです。


 昨日を持って、連れ合いがめでたく会社を引退いたしました。

このところ、有給消化のため、ほとんどうちに・・・というか、「たまり」にいて皿洗いなどしてくれていた夫は、この日ばかりは昼過ぎにゆっくり会社に出かけていき、午後からあいさつのメールなど仕事相手だった世界中に打ち、5時半から引退セレモニーを開いてもらい、そのあと、何人かがついてきてくださって「たまり」に帰ってきたのでした。


 私も、お祝いだなぁと思い、大きな鯛を用意し、姿つくりに。



夫は花束の代わりに、素敵なアレンジメントをいただきました。


遅くに始まった会でしたが、ゆっくり、皆さんとお話できて満足そうでした。



 そして、写真には撮りませんでしたが、隙間のないくらいにぎっしり書き込まれた東京本社の二つ折りの大きな色紙と、大阪からの小さな色紙、コメントを寄せてくれたメールの束を、帰宅する際に大事に持っていました。

 帰宅してから、ゆっくりそれを読んでいました。



 40年余りの長い間お疲れ様。これからは、また違う、自分探しの時間をすごしてください。
人生は長い修行のたびですが、開き直れば、これまた地味深く、実り多きものだと思います。
なんて、知ってるよね。



 あ、そいでもって、横で、相変わらず走っているのは、誰あろう、私です。