タマリの 希望・日常・幸せブログ あ~今日も一日おもろかったい

すっとこタマリのこれでもビジネスブログです。食卓の風景とともに,じわっと笑顔を届けます。

興奮覚めやりません。

2014-05-08 08:44:16 | おもろかったい
おはようございます。

百合ヶ丘にある、「たまり」オーナーで陶芸家のクメタマリです。


 昨日、朝も早よから解体予定の古い民家にお邪魔しました。

 このお宅は、このたび「たまり」の工事をして下さる大工さんのとてもお世話になっている方のお宅だそうで、昭和の素敵なぬくもりの残る、素晴らしいいお宅でした。

 それもそのはず、ここは、娘さんの結婚を祝う大工のお父さんが心を込めて作ったうちだったのです。随所に華美ではない心遣いがあり、年月を経た木の凹凸や、しっとりとした色、肌がとても美しいお宅でした。

 もう、柱も針も天井も、丸ごと持ってきたいと思いましたが、そうも行かず、取り外せる出来る限りをいただいて使わせていただく事といたしました。


 そもそも、何故この古民家に伺うことになったかをお話ししなくてはなりませんね。


 「たまり」を改装する事に決めた時、イメージがわかず苦しんでいました。

床をどうするのか、間仕切りは? 壁のいろは? 机と椅子の配置は?

   そもそも、全体をどのようなテーマでまとめるのか?

 図書館から、洋と和の古民家の写真集を借りて来て、2週間ずっと眺めていました。


 新しい、ピカピカした物にはしたくありませんでした。
 誰もが和める、優しい場所。

     私がしたいのは、人が集まる場所作り。

     そうだ、洋と和が融合する古民家カフェにするぞ。


 けれども、大工さんに相談すると、

「それは素晴らしいけど、どこか、解体でもする古民家が無いと無理ですよねぇ」との事。

そうか、それらしい物を作るしかないのか・・・・・と、一時は肩を落としました。



 そんなある日の朝、その大工さんから電話が。

「良い知らせです。家を解体することになりました。これがけっこう古いんです。僕がやらせていただきますので、建具、見に行きましょう。」



こんな事が、私の周りではけっこう起きます。

なんとラッキーな人生でしょう。


私に幸せをもたらしてくれる沢山の人々、目に見えるものども、目に見えない事どもに心から感謝します。