なかよしリトミックピアノ

神戸市垂水区のリトミック&プレピアノの教室です。

見えにくいけど、確かな「成果」

2013-02-18 13:48:48 | 明石どれみリズム
今日は明舞のどれみリズムのレッスンでした。

生徒ちゃんは4月から幼稚園や幼児教室に進みます。
なので、こちらのクラスは3月で終了です。

今日は
「ものすごーく音楽的に難しい事をしている風には見えないが、とても大切なこと」
が身についているかどうか、を見させてもらいました。


タンバリンの橋

これを端から端まで叩く、だけです。

生徒ちゃんたちは楽しそうに、何度も何度も繰り返します。

が、ワタクシは見逃さないっ!

彼らは「等速感」を持って、つまり同じテンポでタンバリンを叩いているのだっ!
それも最後まで丁寧に。

あ~、育ってる、育ってる
身体の中にビート感が、
自分でテンポを作れる力が


読み聞かせは「ゆきだるまのかぞえうた」

少し、3才さんには長めのお話です。

が、じっと座り、見入り、お話に聞き入ります。

仕掛けもない、キャラクター物でもない絵本を、
声色を変えずに読み聞かせる。

それでもお話の世界に入り込んでくれました。

クラフトは「ゆきだるま」
ゆきだるまを黒画用紙にでんぷん糊で貼ります

静かに、落ち着いて、糊を塗ります。
指先に取る量も多すぎず、少なすぎず。
指先で丁寧にぐるぐる塗って、伸ばします。

集中する生徒ちゃんの姿は、とても整った雰囲気で美しかったです。

白の丸シールを雪に見立てて貼っていきます。


貼ったシールを指先でちょんちょんとさわっていくのですが、
何と、さわりながら「ラソラソドレミファソ…」と即興で歌ってくれました。

…嬉しすぎて、泣きそうでしたよ。

生徒ちゃんの成長が嬉しいとともに、
長い間、くじけずに教室に通い続けてくれたお母さま方に感謝です。


・お話を聴く
・集中する
・じっと座る
・手指を上手に使う
・自分の思いを表現できる

音楽レッスンに限らず、身に付けてほしいと思っていたことが育っていたので、
嬉しすぎて、今日は一人宴会でもしようかと思います





「弾かない」プレピアノ

2013-02-18 08:03:12 | プレピアノ
土曜日は明舞でのプレピアノレッスンでした。

このクラスも残りあと2回。

年中さんクラスのみんなは次のピアノの先生もほぼ決まり、一安心

テクニック、読譜、などはそれぞれのピアノの先生の方針が有るかと思うので、
ワタクシはそれ以外のことを様々な方法でお伝えしようかと思います。

まずは「ビート」。

たとえば、1分の曲を流れよく演奏しようと思うと、
身体の中で1分間ビートを刻み続けなくてはなりません。

様々な読譜、演奏、その他もろもろのことをしながら、ビートを刻むのです。
そうです、心臓の鼓動のように、無意識に、でも絶え間なく刻むのです。

いきなり「内的なリズム感」(拍子を取るのに手首をふるなど、動作に現れないリズム感)
は無理なので、まずはビートを感じる音楽遊びをあの手この手でしています。


そして「鍵盤を使わず」のレッスンです。
今回は絵本を使いました。

こちら

「うさぎちゃんとゆきだるま」

お母さん座りでお話を聴いた後は、絵本で遊びます。

表紙のうさぎちゃんの足跡を、2本指でてくてくと歩きます。

みんな、とても丁寧に足跡を歩いてくれました
鍵盤で弾く時も、それぐらいの丁寧さをいつも持っていてね

そして雪の降る様子をグロッケンで表します


みんな、思い思いに即興でグロッケンで奏でます。
曲の始まりも終わりも自分で決めるのです。

雪だるまつながりでクラフトは雪のシール貼り

小さい生徒さんはシールを貼ってお終い、なのですが、今回は打鍵と指番号につなげます

シールを指定された指番号の指先で、雪が降るようにふんわりさわります。
この時、指をシールに押さえつける、押えっぱなしの場合は「ありゃりゃ、べちゃっとした雪だったね」と声がけ。
「押える」ではなく「打鍵」のイメージを持ってもらいます。

直接的にピアノに関することを教えても良いのですが、
こんなふうに
子どもの「世界」「生活」に沿ったレッスンもあっても良いのではないか?
とも思うのです