「なべなべ そこぬけ」をピアノで弾いていきます。
弾くだけではなく、歌やソルフェージュ、リズム、指の運動も加えます。
いちばん最初の「なべなべ」
年少さん前のお子さんから使っています。
弾く、というよりも・・・
レッスンに慣れるためのアイテム状態!
たくさんお話して、イメージをひろげて、リズムやお歌もして・・・
お話の一例。
「寒いからお鍋を炊こうかと思うんだけど、何入れようか。レモンがいいかな、ミカンがいいかな。
それともソフトクリーム?」
「とけるー」
「ライオンはどうかな、鹿はどうかな」
「そんなん食べへんもん」
今回は「レモン」投入。
ドレミシールを貼る。
鍋に入れたら「味見」して「レモン、すっぱ!」はお約束
黒いお皿にもレモンを入れてね。
で、指差しして歌う。
とにかく、注視することを徹底します。
次の「なべなべ」はこれ。
年少~年中の生徒用です。
八分音符が出てきました。
繰り返し歌ったり、リズム打ちしたりで、1拍を2分割できるようにします。
でも、できなくても「まあ、いいか」
という感じ。
今できなくても、そのうちできればいいと思います。
年中~年長さんの「なべなべ」
両手奏に入っていきますので、弾きやすいリズムで作っています。
お鍋の中身を「お皿」に入れましょう。
お皿に見立てたシールを貼っていきます。
小さいお鍋の中身は少しだから、二つで一つのお皿に盛りましょう。
青いシールは拍です。
シールを左手の指で押さえながら、メロディーを歌います。
そしてそれを鍵盤に移します。
平行して、歌遊びもたっぷりします。
鍋の材料を手の包丁で切ります。
左手まな板、右手包丁。その逆もします。
拍やいろいろなリズムパターンで切りながら、歌います。
右手先で鍋を作って、左手でふたをしたり、底をふさいだり。(♪ちゃつぼ、ですね)
ドレミで歌うもよし、歌詞で歌うもよし。
開始音を変えるのもよし。
その次の段階の「なべなべ」
歌のままに弾いていきます。
左手の音が2種類になります。
ちなみに青はラ、オレンジはミ。このなべなべは「ラソラソ」で弾きます。
伴奏形の練習です。
シールは音高と貼る位置があってませんが、まずは見やすさを優先。
ここまで来たら、絵楽譜は卒業。
そこまでに別に読譜の練習をしているので、あとは普通の楽譜でレッスンします。
絵楽譜を使うのは、あくまでも私がレッスンを進めやすいからなので、どなたにもおすすめというわけではないです。
とてもまどろっこしいし、手間がものすごくかかりますので。
とりあえず、ウチの小さい生徒たちは楽しそうですし、お家でも練習しやすいようです。
私もあれこれ考えながら絵楽譜を作るのはメチャクチャ楽しい!
リトミックを勉強しに行っていなかったら、こんなこと思いつかなかったし、発想も湧かなかったです
つくづくリトミックやってて良かった
と、ともに、ご指導くださる先生方に感謝です