桜、散った後。

2006年04月16日 | 人生は花が必要。
今年の関西地方は、桜の季節に雨がとにかく多くて、ろくにお花見を楽しめなかった人が多いと思います。かく言う私も夜桜パーティーの予定が飛んで、とても残念でした。

私の実家は、和歌山の山の中ですが、昔に比べれば桜の木が多くなって、春には遠目に花見を楽しむことが出来ます。

でも、実は私が好きなのは、桜の花びらが全部散った直後の、数日間です。花が散った後にはえ始めた葉っぱは濃い赤色(えび茶色)をしていますので、この写真のように山肌がところどころ赤く染まるのです。
桜の新芽は、その花のピンク色を内側に秘めながら、えび茶色の時間をすごし、そして輝く緑へとその身を変えていくのです。季節の"うつろひ"を感じる景色です。

季節は春から初夏に向かって、一年で一番生命感あふれる時期を迎えます。