Truth Diary

川で雉を撃つたか?

 暑いので川風に当たりながら過ごすのも良いとあまり釣れないのを承知で鳴瀬川にいってみた。
 連日の炎暑で水温が上がり石には青いコケが繁殖しこれが茶色く変色していた。
 減水気味だが水は澄み切ってきれい。久しぶりにアユが掛かった感触は他の釣りでは味わうことができない醍醐味だ。
 魚体は18センチメートル程度だがエメラルドグリーンがかった端正できれいな魚体だ。4時間かかって都合5匹を釣り上げた。
 下流に入ってきた若い釣り人を見ていたら、やおら腰のベルトを外し釣りベストも脱ぎ捨て水中用タイツだけで深みに入って行き。首だけ出して気持ちよさそう。
 炎天下で暑いから水中で涼んでいるんだなと思ったが、あるいは、川の中で”雉を撃っている”のかも知れない。
 「雉を撃つ」とは登山者などが野原で用を足す(大の方)ことをいう業界用語だ。川の流れの中でタイツを降ろしトランクスを下げ、自然のままの姿で用を足したらさぞかし気分爽快だろうと、他人のことながら実に羨ましく思った。
 これぞまさしくの水洗トイレだ。ただし注意すべき鉄則がある、お尻を必ず下流側にすること。私が雉撃ちを確信したのは彼が上流側を向いて気持ちよさそうにしばし立ち泳ぎをしていたから。
 この下流に釣り人が一人もいなかったのは不幸中の幸いだったと言うべきだろう。ここでウン(運)がつきたので釣りをやめたのは言うまでもない。


川は三尺(約1メータ)流れれば澄むという諺があるが
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