丹 善人の世界

きわめて個人的な思い出話や、家族知人には見せられない内容を書いていこうと思っています。

ウルトラマン

2009年09月07日 | 個人史
「ウルトラ」という言葉は東京オリンピックで発明されたものだが、その後に「ウルトラQ」という番組ができて(これは再放送で見た)その後に「ウルトラマン」が始まった。日曜夜7時の放送で、関西では同じ時間帯に「アップダウンクイズ」という超人気番組があって、TVがまだ家庭に一台の頃ではチャンネル権は父親にあって、ウルトラマンを見ることはなかなかできなかった。
どういう事情があったのか覚えていないが、たった1回だけリアルタイムで「ウルトラマン」を見ることが出来た。あの「スペシゥム光線」が見られるとあって待望して見ていたのだが、何と、この回だけスペシウム光線は発射されず、ウルトラマンの手からはしょぼい水が噴射されただけだった。

がっかりするのは早い。実はこの回はウルトラマンの歴史ではきわめて貴重な、名作と名高い「ジャミラ」が登場した回で、その回だけリアルタイムで見られたのと言うのは堂々と自慢できるものだったのだ。

もっとも子供心にも設定はおかしなものではあったが。
水不足の星にたどり着いた地球人がそれだけで変貌するものなのかとか、たかが宇宙飛行士に地球に戻ってきて、しかも地球人を脅かすような宇宙船をたった一人で組み立てられる物かとか、材料やその他必需品をどうやって調達したのかとか、つっこみどころ満載ではあったが。

たった1回でもいろいろ突っ込むことのできるウルトラマンはそれでも魅力的ではあった。