未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

大きい畳作ってます!!Part2

2013年10月03日 02時14分05秒 | 今日のお仕事

 

大きいヘリ無し畳を制作しています。今回は16帖の制作にあたります。

 

2m60㎝を超える大きい畳です。普通の畳の長さは場所にもよりますが、関東ですと約180㎝になりますので、その標準サイズに比べると、とっても大きい畳になります。

 

制作した畳を運んでいたら、子供たちが作業場にお友達を連れて遊びに来てくれました。

 

畳を立てると、子供ながらに驚いたのでしょうか?驚いた顔のあと無言でした(笑)

 

一時の沈黙の後、「でんぐり返しをさせてくれ」「三点倒立をさせろ」等の要望があり、特別に一回だけでんぐり返しや三点倒立を披露してもらいました。子供ながらに見慣れない畳をみて興奮したのでしょうか?作業場がパッと明るくなり、疲れもどっかに行ってしまいました。

 

明日からも頑張ります。大きい畳のご紹介でした。

 

 


台風の日に里帰り。

2013年09月16日 22時07分00秒 | 今日の祭り

  

 

こんばんは。久方ぶりに更新です。台風凄かったですね!!本日のタイトルはそんな台風の激しい日に自分の母校でもある「埼玉県畳高等職業訓練校」に【鐘小台】(鐘など置き、仏具の台として使用される畳になります。)という畳の研究会に参加して参りました。

 

畳訓練校時代のお話は、機会があればお話出来たらと思いますが、とにかく自分の青春がたくさん詰まった母校になります。もう卒業して15年以上経ちますが、訓練校はあの頃と変わらず、私を温かく・厳しく迎えてくれました。いろんな場面で様々な事を思い出しながら、集中して勉強して参りました。

 

私は初めて写真のような多角形の畳制作を勉強したのですが、先生のご指導に正直ついていくのがやっとで、完成した畳には課題ばかり残る結果に、悔しかったです。時間は限られていましたので、下準備など、お世話になる部分が多く、やり方を教わったに過ぎないのが正直な現状です。

 

明日から、もう一度新しく作り直したいと思っています。いろいろ自分でも思うところがあり、教わった事を確実に自分の糧にしていきたいです。

 

雨風が強くて、窓の外の音は凄かったですが、外をみる余裕もなく、時間はあっという間でした。現役の訓練生や訓練校時代、沢山お世話になった親方衆まで、自分と隣の作業台で一緒に作業した経験は、何とも言えず、ただただ尊敬の念と、自分もいつまでも向上心を忘れずに精進していきたいです。

 

お昼ご飯、みんなで食べて美味しかった。畳博物館でも在校時代と畳をみる視点が違って、楽しくてしょうがありませんでした。このような機会を又得れるのであれば、必ず参加して私はいつでも訓練生に戻りたいと思います。

 

お世話になりました校長先生はじめ理事長先生、埼畳訓、洋子さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 


大きい畳作ってます。

2013年07月20日 09時37分00秒 | 今日のお仕事

おはようございます。
ここのところ涼しくて、作業しやすいです。

今年は大きい畳を作る機会が多くて、勉強になります。

約2m50cmのヘリ無し畳を32枚。(;^_^A

自分の経験の中で最長のヘリ無し畳制作です。

一生懸命製作してますが、あまりはかどらないし、振り回せないし、なかなか大変ですが、何だか楽しいです。

しっかり納められるように、頑張ります。

ipadからの投稿。




平成25年 熊本県八代市 産地研修

2013年07月10日 23時42分54秒 | 【畳】畳職人として

 

平成25年 7月4・5・6の二泊三日の行程で、畳表(タタミのお顔部分にあたるゴザ)の原料でもある、イグサの国内最大の産地、熊本県八代市に、刈り取りの体験と、イグサの素材に対する知識を増やす研修をして参りました。

 

【畳に成型するのが畳屋さんの仕事です。】よくイグサも作っているのですか?と聞かれますが、畳屋さんはイグサを栽培いたしません。イグサ生産農家さんが、手塩にかけ育てたイグサを、収穫し、様々な工程を経て畳表(ゴザ)に製織し、畳屋さんの手元に届きます。その農産物でもある畳表をお客様の畳に加工するのが仕事です。

 

熊本産地に行くのは今回で4回目になります。勉強しに行く度に、知らなかったことに直面し刺激と猛省に包まれます。今まで自分は畳の何を見ていたのか、普段手にする畳表(イグサ)は、どのようにして田にあり、刈り取られ、様々な工程を経て畳表となり、それを畳に成型し、お客様のもとへお届けする。

 

お客様へお届けする自分が、イグサのなっている姿を見た事が無く、その感触や、畳表になるまでにどれだけ生産農家様が、品質を高めようと努力されているのかを、今回自分の目で見る事が出来、大変貴重な経験を積むことが出来ました。自分で見てきたことや、触った感触、香までこれからはお客様とのお話の中で、お伝えできると感じています。

 

今回、少しばかりの体験となり、かえって農家様にご迷惑をお掛けしたやもしれません。イグサ生産者様の一日は過酷です。収穫時期にあたる7月、いぐさ刈りは只今本番真っ最中。九州も梅雨明けし、毎日うだるような暑さの中、自分も少しだけ経験させて頂きましたが、朝三時位から作業を開始し、その日の天候具合や、様々な作業と重なりながら、夜遅くまで作業をされています。天候に合わせた栽培や、加工、品質管理。天候が相手ですからとっても大変な事だと強く感じます。

 

そこから生まれた畳表を自分は生産者様の想いと一緒に、大切にお客様にお届けしたい気持ちが、産地に行く事により、より強く今、感じています。貴重な経験をさせて頂きました、生産農家様始め、お世話になりました全ての方に、新しくお知り合いになった全ての方に、いつも導いて刺激をくれる友に、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。学んだ事を活かして今まで以上に頑張ります。

 

 刈り取ったばかりのイグサです。 ※クリックすると大きくなります。

 

 実際に鎌で切らして頂きましたが、「しゃくっ!!」ていう音を初めて聞きました。

 

 刈り取ったばかりのイグサはとってもみずみずしく、初めての手触りでした。

 

 イグサが成長するにつれ倒れないように張ってあったネットを外します。翌日刈り取る部分を、外しています。

 

 イグサ刈りの写真です。

 

 刈り取ったイグサを専用台に綺麗に積み上げます。慣れない作業でしたので緊張しました。

 

 刈り取ったイグサを綺麗にし熱をとってから泥染め作業になります。

 

【※泥染めの作業は江戸時代中期頃から行われている伝統的ない草の加工方法です。い草を乾燥させて弾力性を保たせ、さらに葉緑素を保護し分解を抑え、白銀色を保たせるために行います。この作業があの畳の独特な香り(リラックス効果のある香り)を生み出すのです。】

 

 泥染めしたイグサを下から乾燥させます。

 

 乾燥したイグサを釜から出し、袋に詰めて保管します。

 

 乾燥したてのイグサは熱く、袋に詰めてからも一週間くらいは熱を持っていると教わりました。

 

作業の一つ一つがより良いイグサを生み出せるように、細かい工夫がされていて、これほどまでに厳しく品質管理されている現状を目にし、生産農家様のイグサに対する熱い気持ちを強く感じました。この想いは必ずお客様に大切に届けたいと存じます。これからも機会を作って、何度でも産地に足を運び、お客様により良い熱い畳をお届け出来るように頑張ります。

 

 


第四回モノマチ。御来店・御参加頂きありがとうございました。

2013年05月29日 23時39分02秒 | モノマチ

第四回モノマチに初めて参加させて頂きまして、多くの皆様の御協力によって無事に終了することが出来ました。

 

御来店・参加して頂きました多くのお客様に感謝の気持ちで一杯です。

 

ありがとうございました。

 

今回はミニ畳の制作・オリジナルコースターの制作等々、ワークショップとして参加し、多くの皆様と一緒に畳を制作させて頂きました。

 

初めての挑戦で、行き届かない点も多くあり、ご迷惑をお掛けしたことも多々あったと存じますが、反省は来年に必ず活かすとして、まずは無事に終えられた事にほっと一息ついているところです。

 

正直、びっくりするぐらいの反応で、時間はあっという間に過ぎていきました。参加されるお客様と一緒になって畳を制作し、拙いお話で恐縮ですが、畳の事、沢山お話させて頂きました。

 

皆様真剣に話を聞いてくれて、本当に嬉しかったしとっても楽しかったです。

 

初めての作業に戸惑いながらも、苦労した上で完成した際には、みんなで拍手したりして喜んだ場面が今でも目に焼き付いています。あの畳を見る度にその日の事を思いだいてくれることと思います。畳を通して伝えたい想いや、畳を伝わるように努力したことは、金井畳店にとって、とっても意味のある前進だったように感じています。

 

家族の支えがあり、モノマチ関係者様の御協力があって、初めての挑戦が出来ました。本当に感謝の気持ちで一杯です。次回参加させて頂く際には、更に努力して、今年を超えるようなワークショップになれるように頑張ります。

 

「モノマチ」ありがとうございました。

 

 

楽しくおしゃべりしながら、ミニ畳制作。沢山のお客様にミニ畳を制作して頂きました。

 

 

三代目担当のオリジナルコースター制作は大人から子供まで大人気でした。

 

 

家族で協力して制作した作品たちも大人気でした。来年はあっと驚く作品をご紹介出来るようにみんなで頑張ります。

 

 

畳二枚でスペードの2!!大人気企画になりました。トランプ企画。参加各店の商品が数字と共に紹介されています。素晴らしいショップカードにもなります。二日目にはなくなり、補充後もすぐになくなってしまいました。

 

本当に楽しかった三日間。素晴らしい経験と、モノづくりの街「台東区」に感謝します。

さぁ!!祭りだ。

 

 

 

 


モノマチ最終日頑張ります。

2013年05月26日 10時30分49秒 | モノマチ




おはようございます。第四回モノマチも最終日を迎えました。


お陰様で初日二日目と沢山のお客様にご来店頂き、感謝の気持ちで一杯です。


(まさか畳がつくれるなんて?)
(いい香り!!)
(ものすごく楽しかった)


等々


沢山嬉しいお言葉を頂いています。

モノマチに参加出来て本当によかったです。


本日最終日も張り切って畳作ります。どうぞよろしくお願いいたします。


本日はありがとうございました。【第四回モノマチ】初日!!

2013年05月24日 22時56分16秒 | モノマチ

 

こんばんは。本日より始まりました。「第四回モノマチ」お陰様で開店から多くのお客様にご来店頂き

感謝の気持ちで一杯です。(株)金井畳店にとって初めての挑戦になります、今回のイベント。

多くの出会いと共に、沢山の事を教わっています。まず人に伝える難しさ、痛感しています。

今回作品販売の他に、ワークショップがメインですので、イグサのコースターを制作したり

ミニ畳を制作したりと、お客様と呼吸を合わせて進行しています。同じように進むことはまずなく

どのように伝えれば良いのか毎回勉強しています。「伝える」というより「伝わる」ように進めていく。

凄く学ばせて頂いています。

 

    

   

 

本日の写真です。様々な作品を家族みんなでご用意いたしました。沢山の色々な生地を使った

ミニタタミや寝茣蓙等。畳縁をつかった小物や装飾イグサなど、びっくりするくらい皆様に興味をもって

頂き、感謝の気持ちで一杯です。「選んで・作って・感じる」ワークショップでは自分で描くコースターを

制作したり、ご自身で選んだ畳表(ゴザ)と畳縁を合わせて小さい畳を制作したりと、多くのお客様に

参加して頂けました。本当にありがとうございます。

 

明日は今日より、より伝わるように。沢山のお話と笑顔でお待ち申し上げております。

 

 


第四回モノマチに参加させて頂きます。

2013年05月23日 01時38分48秒 | モノマチ

2013年5月24(金)25(土)26(日)の三日間。第四回「モノマチ」に参加させて頂く事になりました。

モノマチweb http://monomachi.com/

この「モノマチ」とは台東区のなかでも徒蔵(カチクラ)地区【御徒町・東上野・元浅草・台東・小島・三筋・寿・蔵前・鳥越・浅草橋・柳橋】と呼ばれる地域の中で約370を超える参加店とボランティアで、モノづくりのマチ台東区を、一緒に盛り上げる地域イベントです。

1.台東区をもっと元気にしたい!  盛り上げたい!!
2.地元企業や店舗、クリエイターとネットワークをつくりたい!!
3.ボランティアの志があるもの同士の交流を深めたい!!

 

以前から興味があり、畳屋さんとして何か出来ないかを考え、挑戦する事を決めました。

「モノマチ」のテーマが「作る」「買える」「知れる」この三つのキーワードが柱ですのでその柱にならって弊社は

 

「選べる」「作れる」「感じる」この三つのテーマに沿って開催三日間、弊社(株)金井畳店・工場【台東区浅草橋2-13-9】にて終日畳作りの ワークショップとして参加する運びとなりました。

 

「選んで楽しむ」自分好みの素材(畳表・畳縁)を選ぶことが出来ます!!

 

「作って楽しむ」ご自身でミニ畳やコースター等を制作。簡易的な作業ですが作ることを体験することが出来ます!!

「感じて楽しむ」これは香りを嗅いでもらったり実際に手で触れる事で畳の優しい肌触りなど感じて頂きながら、私共のつたないおしゃべりとともに畳を感じて頂きたいと考えています!!

 

この三つを柱に、様々な畳の制作を参加者様に体験してもらったり、色々な畳の商品も販売させて頂きます。

 

また、【イーストエリア】コラボレーション企画として、当店の商品デザインが描かれたトランプをワークショップ参加者様に増訂致します。トランプ企画に参加している店舗をめぐり25枚集めたらコンプリートになります。見事コンプリートすると当店すぐそばの株式会社 加藤製作所様が手作りで作られた特製トランプケースももらえます。(トランプ企画参加店はチェックシートにて確認が出来ます。チェックシートは当店にもあります。お気軽にお声かけください。チェックシートをお持ちの方にもトランプカードを一枚進呈いたします。)

イーストエリアご紹介

 

当店はイーストエリア、ショップ№は123番。当日浅草橋ヒューリックビルの1階にインフォメーションセンターがあります。アンケートに答えると、カチクラ地区の魅力満載のガイドブック(冊子)やマップをもらえます。

お近くにお越しの際「モノマチ」の幟を目安に、是非遊びに来て下さいね。「伝える」というよりは「伝わる」ように精一杯頑張ります。


ベットでの生活からタタミで布団の生活へ。

2013年03月20日 02時26分10秒 | 今日のお仕事

今までベットでの上での生活でしたが、お子様が生まれてから親子三人川の字で眠りたいと、フローリングの上に置き畳を敷き詰める事によって洋間から和の空間へ変身です。

人間の一日の生活の中で、約三分の一を占めるという睡眠時間。その空間・時間に癒しを与えてくれる畳のチカラは、言葉では表せない素晴らしさに満ちています。

お子様のベットからの転倒も心配なくなり、裸足で適度な柔らかさの畳の上を歩く。お子様にとってもお使いになるお客様にとっても心地の良い空間が生まれます。

畳は20㎜の置き畳になりますので床と畳との段差を解消するためにスロープをお勧めし、転倒防止に心がけました。

畳屋さんが制作する畳はもちろんメンテナンス可能(張替可能)で厚みや・畳の柔らかさ・畳表(畳のお顔にあたる部分)・畳縁(たたみのフチ)・サイズ全てオーダーメイドで制作が可能です。

畳は生きています。そしてその畳はお客様ご自身で育てる事が出来る素晴らしい敷物です。 ベットでの生活も楽ですがベットは呼吸しません。目に見えない癒しがたくさん詰まっている畳。

是非多くの皆様に、畳がもたらす癒しを感じて頂きたいと存じます。

【今回の施工】 東京都台東区 【畳仕様】 純国産目積畳表・ヘリ無し畳 ※スロープ設置


繧繝縁を使った厚い畳を制作。

2013年02月03日 02時34分57秒 | 有職畳 祭り

繧繝縁(うんげんべり)を使って厚さ9㎝の厚い畳を制作致しました。

畳の大きさは長さが195センチ幅が95センチになります。非常に大きく制作には時間がかかりましたが無事に制作することが出来ました。このような仕事を勉強出来る事に感謝の気持ちで一杯です。

「繧繝縁(うんげんべり)」

この繧繝縁(うんげんへり)とは、雛人形でおなじみのカラフルな模様の縁で
天皇・上皇・皇后などが用いるものとされました。又神仏像などでも用いられています。
畳縁の中で位が一番位が高く、その気品ある趣きにとても神々しい美しさを感じます。

同じ色を濃から淡へ、淡から濃へと層をなすように 繰り返す彩色法。中国西域から伝わり、主に宝相華(ほうそうげ)などの文様を表す。赤・ 青・緑・紫などの色を用い、奈良・平安時代の仏画、寺院の装飾や染織などに用いられました。繧繝による彩色の間に花・鳥・菱(ひし)などの文様を配置した錦を繧繝錦と呼び、その錦を使った縁を繧繝縁と呼びます。

美しい畳縁です。百人一首やお雛様などで見かけたことがあるやもしれません。畳縁の中で一番位が高く気品に満ちています。制作においても今回色々と発見できたことや、反省する面など沢山ありました。制作の回数を重ねる度に難しさが大きくなってます。

これからも素直に畳に向き合いながら反省は必ず次回に活かしてもっと素晴らしい厚畳が制作出来るように精進します。

本当にありがとうございました。頑張ります。


黒い市松模様の畳。

2013年01月10日 00時46分25秒 | 今日のお仕事

 

こんばんは。本日制作させて頂いている畳のご紹介です。

市松模様の黒色の畳を制作しています。へり無し畳、どんな雰囲気の部屋になるのでしょうか?

畳のフチにあたる畳縁が無い分、お部屋を広く感じることが出来るでしょうか?

今から楽しみです。


ベットの畳、湿気に御用心。

2013年01月09日 01時09分46秒 | 今日のお仕事

こんばんは。ブログ頑張って更新です。宜しくお願い致します。

本日御注文を頂きましたお客様の畳はベットに畳をはめ込むタイプの仕様でした。

冬場で乾燥する時期なのに畳の表面にカビが生えています。畳の裏側は何ともなく、おそらくイグサが湿気を吸い過ぎてしまい、おなか一杯になってしまった様子です。

冬場は結露や、その他色々な過度の湿気が原因で畳にカビが生えてしまう場合があります。

ベットの畳には、たたみの上にマットレスや布団を敷いて眠りますが、一晩でコップ一杯の汗をかくといわれる人体から出る湿気が布団にこもり畳にも繋がっています。

天然のイグサで出来ている畳表は湿気を沢山吸います。よって夏場など湿気が多い時期にさらさらとした肌触りや、湿度調整をしてくれるのですが、蓄えた湿気を放出する事が出来なければ、湿気はこもり、カビが生える原因にもなります。

ポイントは畳を呼吸させてあげることと考えています。マットレス・布団などベットの上では毎日たたむことも大変でしょうが、畳のパワーを発揮するためには、適度に干してあげる事、風通しを良くするなど、湿気と上手に向き合うことが大切です。

お住まいの畳はおなか一杯ではないですか?湿気と向き合いながら畳の素晴らしさを見つめてほしいです。


今年も宜しくお願い致します。

2013年01月08日 00時59分25秒 | 四代目の叫び。 

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は大変にお世話になりました。ありがとうございます。

本日から仕事を再開です。新しい年に新しい気持ちで張り切って頑張りました。

自分が普段使う道具や工場がきれいに掃除されていて、気持ち良く仕事が出来ます。

昔から綺麗すぎる工場はあんまり良くないと、昔の職人さんに言われたことを思い出しました。

掃除をする暇が無い位、忙しい方が良いとの意味合いでしたが、私はいつも綺麗な方が良い

です。仕事が気持ちよく出来る環境を常に作ることも仕事の一つかなと考えています。

綺麗な工場で気持ちよく作る畳、沢山お届け出来るように頑張ります。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。


今年も一年を重ねます。ありがとうございました。

2012年12月31日 19時50分48秒 | 四代目の叫び。 

 

本年も多くの御縁を頂き、「一期一会」を心がけ全ての出会いに感謝して、またひとつ年を重ねようとしています。昨年「飛躍の年に」と決意を新たに挑んだ本年、飛躍とまではいきませんが得るものが大きく多くの事を学びながら前進出来たと感じています。一重にただただ感謝の気持ちで一杯です。

年を重ねることは年々厚みを増していく事、昨年とは違った厚みを私自身も会社も得ることが出来ました。新年は自分に出来うること全てに努力して更なる精進を致します。

畳を通じてお客様に暖かい気持ちになって頂きたい。「売れる畳より喜ばれる畳を作ること」若い自分が修業時代、恩師に教わった言葉です。新しい年を迎えるに辺り、今恩師の言葉を思い出しています。喜ばれる畳を作ることを常に頭の中に置きながら、素直に畳に向き合って参ります。

お世話になりました多くの皆様へ感謝の気持ちと、常に前を向き、前進することを強く願い精進してまいります。新しい年もどうぞ(株)金井畳店を宜しくお願い申し上げます。

(株)金井畳店 四代目


そわそわ、ドキドキ、メラメラ祭り。

2012年06月08日 00時00分40秒 | 今日の祭り

こんばんは!!ご無沙汰しております。今宵のタイトル。まさに今そんな心境です。明日から

地元お祭りが始まります。ここの処、そわそわが続き、そわそわからドキドキに変わり、そして今

メラメラしています。

鳥越まつりは「千貫御輿」とも呼ばれる大きな御輿の渡御が有名ですが、昔から6月9日に行われるのが習わしでした。しかし、交通事情等により現在は6月9日に近い日曜日に渡御が行われています。

祭の最終日、鳥越神社を出発した「千貫御輿」は各町会へ受け渡されながら一日かけて氏子地域をめぐります。

夕方、辺りが暗くなると千貫御輿に取り付けられた高張提灯に灯が入れられ祭のクライマックス・宮入りとなり、睦会の手によって神社に戻ってきます。多くの観客に見守られる中、闇夜の中をゆらゆらと揺れる提灯の明かりとともに移動する御輿の姿は圧巻で、東京下町の中でも有数な「千貫神輿」。

台輪寸法四尺三寸、都内屈指の大きさ。「鳥越の夜祭」の名に相応しい高張提灯と御本社神輿の軒四方に付けられた弓張提灯、揺れる明かりに揃った掛け声、御本社千貫神輿の勇壮な渡御。下町の心意気と誇りを示す、素晴らしいお祭りです。

今週末、もう本日からなのですが鳥越祭りが始まります。私も、三代目も祭礼の役員に

なりますので、本日から四日間お祭りとともに過ごします。子供の頃から慣れ親しんだお祭り。

役員になった今、その神事に対する考え方やこの土地に住む氏子としてお祭りと共に生き

そのお祭りを次世代に繋げることは、町を繋げていくことだと感じています。

睦になって10年目、気持ちの緩みや、諸先輩に甘えた考え方など、今一度自分を

見つめ直さなくてはいけません。初年兵のつもりで頑張ります。そして微力ですが

参加された方が、素晴らしいお祭りであったと思ってもらえるように燃えていきます。

始まりますね!!願いましょう!!