首を背中に90度傾けなければ見えない皆既月食。
それでも、真夜中にビデオカメラを携えて、2000年7月16日以来となる天体ショーの幕開きから最後まで付き合ってしまったのです。
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何時もと変わらない満月の耀きに地球の影が写り始めます。
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時間の経過と共に月の食は大きくなり、満月が三日月のようになります。
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皆既月食直前の月。
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食が最大となった「食甚」と思いながら揺れる首を我慢しながらの撮影。
両手に抱えたビデオカメラは、無常にも上下左右に揺れ動きます。しかも、月面のオレンジ色はカメラは捕らえていません。
結果論を云々しても、皆既月食は神秘的な耀きを放っていたのです。
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やがて、皆既月食の幕引きが始まります。
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地球の影は、幕降ろしの大団円に向かって驀進します。
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食の幕引きに抵抗する淡いブルーに染まって陽炎のように揺れ動く地球の影は、カメラでは捕らえ切れません。
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太陽系の宇宙空間で繰り広げられた3時間にも及ぶ神秘の天体ドラマは終りを告げ、何事もなかったように満月が耀き、何時もの夜空に戻ります。
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皆既月食に関連する講座がJAXAで公開されていました。
地球は太陽の周りを27日で一周し、月は27日で自転している。これは1対1の相関関係であり、地球から観測している月面は常に表側。そのため、月周回衛星「かぐや」で月の裏側を観測した結果は、凸凹のあばた面であった、とのことです。
また、火星の公転時間とその衛星の自転時間にも地球と月との相関関係と同じ現象が観測され、太陽系の他の惑星とその衛星にも同様の相関現象があるようでした。初耳の話を聴くことができ、JAXA迄出掛けた甲斐がありました。
今後、日本で見られる皆既月食は、2014年10月8日、2015年4月4日が早く、2018年には1月31日と7月28日のようです。
その間に部分月食が数回ありますから、カメラの腕を磨き、食甚(しょくじん:日食・月食などの食で天体が最も多く欠ける時点)の模様を確実に捕らえたいですね。
それでも、真夜中にビデオカメラを携えて、2000年7月16日以来となる天体ショーの幕開きから最後まで付き合ってしまったのです。
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何時もと変わらない満月の耀きに地球の影が写り始めます。
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時間の経過と共に月の食は大きくなり、満月が三日月のようになります。
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皆既月食直前の月。
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食が最大となった「食甚」と思いながら揺れる首を我慢しながらの撮影。
両手に抱えたビデオカメラは、無常にも上下左右に揺れ動きます。しかも、月面のオレンジ色はカメラは捕らえていません。
結果論を云々しても、皆既月食は神秘的な耀きを放っていたのです。
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やがて、皆既月食の幕引きが始まります。
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地球の影は、幕降ろしの大団円に向かって驀進します。
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食の幕引きに抵抗する淡いブルーに染まって陽炎のように揺れ動く地球の影は、カメラでは捕らえ切れません。
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太陽系の宇宙空間で繰り広げられた3時間にも及ぶ神秘の天体ドラマは終りを告げ、何事もなかったように満月が耀き、何時もの夜空に戻ります。
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皆既月食に関連する講座がJAXAで公開されていました。
地球は太陽の周りを27日で一周し、月は27日で自転している。これは1対1の相関関係であり、地球から観測している月面は常に表側。そのため、月周回衛星「かぐや」で月の裏側を観測した結果は、凸凹のあばた面であった、とのことです。
また、火星の公転時間とその衛星の自転時間にも地球と月との相関関係と同じ現象が観測され、太陽系の他の惑星とその衛星にも同様の相関現象があるようでした。初耳の話を聴くことができ、JAXA迄出掛けた甲斐がありました。
今後、日本で見られる皆既月食は、2014年10月8日、2015年4月4日が早く、2018年には1月31日と7月28日のようです。
その間に部分月食が数回ありますから、カメラの腕を磨き、食甚(しょくじん:日食・月食などの食で天体が最も多く欠ける時点)の模様を確実に捕らえたいですね。
ありがとう!