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プレーリードッグ繁殖大作戦を書いた直後に、千葉市動物公園の飼育係の方と話す機会をもつことが出来ました。調査する時間を要するような当方の身勝手な依頼を快く受け入れて頂きました。
その内容を紹介して、敬意を表します。有難うございました。
千葉市動物公園で平成6(2006)年以前から飼育されていたプレーリードッグのオスは、警察から飼育を依頼された個体でした。ここに保護されてからは、江戸川自然動物園から来園したメスと暮らしましたが、彼はペアリングに失敗していたのです。
そんな時期に姫路セントラルパークから来園したペアのメスと彼とのペアリングを平成7年3月に試みたところ、大成功だったのです。
それからは、彼とのペアを両親にもつメスと若いオスとのペアリングで9頭の新しい命が誕生し、千葉市動物公園のプレーリードッグ繁殖大作戦は成功裏に終わりました。その中の3頭は何処かへ搬出されていますので、当時の彼は6頭の仔たちと一緒に暮らしています。3頭の行先は名古屋方面のようですが、東山動物園(名古屋市)とは断定できません。5カ月後の今年2月末の家族構成は、オス3、メス4の7頭に変化しています。
さて、絶滅危惧種に指定されている動物などが動物園で飼育されている場合、その個体に国内登録番号を付与して履歴の管理をしています。
輸入禁止のプレーリードッグも同じような管理をしているかと思いましたが、千葉市動物公園が独自に個体番号を付与しているだけとのことでした。履歴管理をする対象個体数が多いので、動物園が独自に付与する個体番号であっても、犬の血統書のような役割を果たします。
ところが、ここに飼育依頼のあったプレーリードッグには、個体を明らかにするものは何も無かったし、警察に保護されるまでの経緯も彼は語りません。
動物園などから逃走すれば捜索願が出され、捕獲されると個体は判定できます。
ペットとして飼われていた場合も、普通は飼い主から捜索願が出されます。
警察がここに飼育依頼をしたプレーリードッグは、どこかに捨てられた彼を誰かが捕獲し警察へ届けたのか、或いは、飼い主から飼育先を探すように依頼された警察が引き取ったかでしょう。後者は考えられませんので、おそらく、前者の確率が高く、捨てられたペット、と思います。
どちらにしても、命からがら逃げ回った末に捕獲されているので、ここに保護されてからも彼の警戒心は解けなかったのでは・・・。
ペアリングする相手との相性もありますから、どちらが悪いかは別にしても、警戒心が無くなってからの仔作りは、彼の奮闘努力の賜物ですよ。
前回も書きましたが、動物には、全く血縁関係の無い個体を避ける能力があります。
とすれば、捨て子の彼と姫路からここへ来園したメスとは、どこかで血が繋がっているのでは・・・。
想像力が貧弱な元気印は、こんな荒唐無稽なことを考えてしまいます。
何はともあれ、自分の血統を守り残すために相手を選ぶプレーリードッグの判断基準に刺激を受けたので、号外を書く羽目になりました。
なお、写真の個体の家族関係は分からないので、本文との関連性がないことを、お断りしておきます。
その内容を紹介して、敬意を表します。有難うございました。
千葉市動物公園で平成6(2006)年以前から飼育されていたプレーリードッグのオスは、警察から飼育を依頼された個体でした。ここに保護されてからは、江戸川自然動物園から来園したメスと暮らしましたが、彼はペアリングに失敗していたのです。
そんな時期に姫路セントラルパークから来園したペアのメスと彼とのペアリングを平成7年3月に試みたところ、大成功だったのです。
それからは、彼とのペアを両親にもつメスと若いオスとのペアリングで9頭の新しい命が誕生し、千葉市動物公園のプレーリードッグ繁殖大作戦は成功裏に終わりました。その中の3頭は何処かへ搬出されていますので、当時の彼は6頭の仔たちと一緒に暮らしています。3頭の行先は名古屋方面のようですが、東山動物園(名古屋市)とは断定できません。5カ月後の今年2月末の家族構成は、オス3、メス4の7頭に変化しています。
さて、絶滅危惧種に指定されている動物などが動物園で飼育されている場合、その個体に国内登録番号を付与して履歴の管理をしています。
輸入禁止のプレーリードッグも同じような管理をしているかと思いましたが、千葉市動物公園が独自に個体番号を付与しているだけとのことでした。履歴管理をする対象個体数が多いので、動物園が独自に付与する個体番号であっても、犬の血統書のような役割を果たします。
ところが、ここに飼育依頼のあったプレーリードッグには、個体を明らかにするものは何も無かったし、警察に保護されるまでの経緯も彼は語りません。
動物園などから逃走すれば捜索願が出され、捕獲されると個体は判定できます。
ペットとして飼われていた場合も、普通は飼い主から捜索願が出されます。
警察がここに飼育依頼をしたプレーリードッグは、どこかに捨てられた彼を誰かが捕獲し警察へ届けたのか、或いは、飼い主から飼育先を探すように依頼された警察が引き取ったかでしょう。後者は考えられませんので、おそらく、前者の確率が高く、捨てられたペット、と思います。
どちらにしても、命からがら逃げ回った末に捕獲されているので、ここに保護されてからも彼の警戒心は解けなかったのでは・・・。
ペアリングする相手との相性もありますから、どちらが悪いかは別にしても、警戒心が無くなってからの仔作りは、彼の奮闘努力の賜物ですよ。
前回も書きましたが、動物には、全く血縁関係の無い個体を避ける能力があります。
とすれば、捨て子の彼と姫路からここへ来園したメスとは、どこかで血が繋がっているのでは・・・。
想像力が貧弱な元気印は、こんな荒唐無稽なことを考えてしまいます。
何はともあれ、自分の血統を守り残すために相手を選ぶプレーリードッグの判断基準に刺激を受けたので、号外を書く羽目になりました。
なお、写真の個体の家族関係は分からないので、本文との関連性がないことを、お断りしておきます。
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