言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

副鼻腔炎による歯の痛み

2022-11-12 12:06:00 | 日記
ひと月前くらいから我が家で風邪が流行っています。中々治りませんが、酷くもなりません。

家族みんな同じ症状で、粘りのある鼻水が出て、少し咳があります。熱はありません。

基本的にはアレルギーが原因だと考え、アレルギー薬で様子を見ていました。

妻は副鼻腔炎の既往があり早めに受診して抗生剤を服用していました。

私は相変わらず鼻水は出ますが仕事に支障もないのでアレルギーの薬だけで過ごしていました。

しかし、昨日、自転車に乗って職場から帰っていると、左側の上の歯が痛くなりました。
自転車の振動を受ける度にズキンズキンと痛みます。

私は久しぶりに虫歯になったと思いました。

家に帰り、冷たい水で歯が痛む辺りを刺激しても痛くありません。また、どの歯が痛いか分かり難く、左上の歯全体が痛い感じです。

不思議に思っていると、今度は左頬や目の裏、頭痛が襲ってきました。

副鼻腔炎です…。




上の図の上顎洞に膿が溜まると、上の歯に痛みが出る事があるみたいです。(歯の根っこがつながっている)

副鼻腔炎による歯の痛みの特徴として

1:前歯には痛みが出ず、奥歯に出る。
→奥歯の根っこが上顎洞と近い

2:複数(2~3本)の歯に痛みが出る
→痛い歯を特定できない(特定できれば虫歯)、また冷たいものや熱いものがしみる場合は歯に原因がある可能性が高い

3:左右どちらかに痛みが出る
→上顎洞は左右にありますが、同時に炎症を起こすことは稀である

つまり風邪が長引いて上記のように歯が痛い場合は上顎洞炎(副鼻腔炎)の可能性が高いとなります。

今朝になり我慢がし難いほど痛くなってきたのでロキソニンを飲んで、痛みが引いている間に家事と息子の水泳の送迎を行い、

昼から耳鼻科受診をして薬をもらう予定です。

虫歯でなくてよかったと思上反面、鼻風邪もこじらすと大変になる事を学びました。