10月31日(土)の美術館行脚の展示案内です。
① 町田市立国際版画美術館のリニューアルオープン「ベスト・セレクション」
② 静嘉堂文庫美術館のリニューアルオープン「金銀の系譜」
まず、 町田市立国際版画美術館のリーフレットを
リーフレットのとおり、有名作品が並んでいますが、私にとっては、逆に印象が散漫になったかな。
同時開催の恩地孝四郎も、これっといった作品はなく、リニューアルもどこを直したのかわからず、?で会場を後にしました。
【静嘉堂文庫美術館も、リニューアルオープンで「金銀の系譜」展】
私は、静嘉堂文庫美術館は初めてでした。
入ってすぐの広間に、曜変天目の茶碗が二つ、ガラスケースに展示されていましたが、館内は
撮影禁止のため、Webサイトから引用しました。
国宝 曜変天目茶碗(稲葉天目) 建窯 宋時代(12~13世紀)
8月に藤田美術館が所蔵する曜変天目茶碗を見ました。(サントリー美術館「国宝曜変天目茶碗と日本の美」展)
静嘉堂の茶碗はハッキリくっきりで、茶碗もしっかりとしたつくり、藤田美術館の茶碗は、静謐な雰囲気で、茶碗
も華奢な印象でした。
こちらは、油滴天目です。 虹色に輝く反射はありませんが、形が優美。
油滴天目茶碗 建窯 南宋時代(12~13世紀)
さて、俵屋宗達の 国宝《源氏物語関屋・澪標図屏風》を背景にした、リーフレットが豪華でした。
澪標と関屋の図も、光源氏がかって縁を結んだ明石の君と空蝉に偶然、出合う場面を描いている。
この図では明石の君は右上の舟の中にいて、身分の差を恥じて引き返そうとしている。 源氏は牛車の中。
国宝 俵屋宗達「源氏物語関屋・澪標図屏風」江戸時代・17世紀
関屋の図では、源氏は右側の牛車、空蝉は左側の牛車にいる。 空蝉は後に出家、明石の君は後に皇太后宮の母となる。
絵としては、牛の動きの捉え方や、個々のモチーフの丁寧な描きこみ、全体配置の巧みさなど、じっと見ているとその素晴らしさがわかります。
展示では、琳派の扱いに比重があり、光悦や光琳、そして酒井抱一の作品や小品にスポットがあたっています。
でも、そちらは、あまり興味がなかったので、省略します。
なお、光琳の蒔絵硯箱は、11月25日からの後期に展示予定とのことで見れませんでしたが
概要をWebサイトから紹介します。
蓋甲が山形に盛り上がった斬新な器形の硯箱。波濤と岩塊の意匠に『古今和歌集』巻十二藤原敏行の歌が配されています。光琳自筆の箱書から、本阿弥光悦の蒔絵硯箱を写したものとわかります。光悦の特色をよく受け継ぎながらも独自の創意を加えた本作は、光琳蒔絵の頂点を示すものの一つといえます。
制作から約300年を経て金属の劣化がすすみ、今回、錆の除去と腐食防止を目的とした修理を行いました。
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