2018年4月19日(木)酒田でのアート巡りを終え、酒田駅10:36発の特急いなほ1号に乗って、秋田へ向かった。
約15分後、真横に見えた鳥海山を撮影。 今朝の土門拳記念館からは雲で見えなかったので、ちょっとした喜び。
それから40秒後の1枚。 早くも水を引いた田と、逆さ鳥海、山には所々に桜、いい季節の美しい風景。
路線図だと、鳥海山の写真は、吹浦~女鹿あたりと思われます。
海からの風が強いのでしょうか、畑を柵で囲っています。
線路の横にも、防雪・防風柵がめぐらされています。
秋田駅には12時03分に到着。
次の奥羽本線の青森方面行は13時32分発なので、この1時間半で、秋田県立美術館鑑賞とランチという忙しい計画。
駅から7、8分歩くと秋田県立美術館、その手前のビルの観光ポスター。 秋田おばこと秋田蕗。でかい!
秋田県立美術館、地上3階、地下1階のビル。 後で知ったのですが、安藤忠雄建築研究所の設計。
エントランスホール。 柱が無い螺旋階段を上がります。
2階ミュージアムラウンジ。 水庭越しに千秋公園の美しい風景。 中央右に見える富士山型屋根の建物が、旧秋田県立美術館(平野政吉美術館)
この美術館の目玉、藤田嗣治の《秋田の行事》 1937 ※撮影禁止だったので、JR東日本の「大人の休日倶楽部」ポスターを借用。
縦3.65m、横20.5mの大画面に、当時の秋田の人々の暮らし、竿灯、梵天などの年中行事、祭りが描かれている。
この大壁画の依頼者で、藤田作品のコレクターだった平野政吉が作った美術館が、旧秋田県立美術館で
藤田のアドバイスで採光や展示方法を工夫して、展示していた写真が次の2枚。
この旧美術館での展示は、見ていないのですが、うーん、写真で見る限り、旧美術館での展示が素晴らしい。
展示環境で、作品の印象が変わるのは何度も実感しています。
大壁画以外にも、素晴らしい藤田作品が展示されていて、来たかいがありました。
藤田嗣治 《自画像》 1936年 油彩・キャンバス 127.7×191.9
一方、企画展の方は、「夜と美術 闇が流れる 月が舞う」で、フライヤを掲載。
撮影禁止だったため、印象に残っている作品が紹介できないのですが、常設展示の、福田豊四郎と平福百穂が良かった。
秋田駅に戻り、駅ビルの中華料理店でランチをとり、弘前行きの鈍行列車に乗車。 目的地は青森。
奥羽本線 秋田(13:32)→ 弘前(16:12)乗換5分→ 青森(17:04)
結構、乗客がいましたが何とか座れました。 写真は、途中の井川さくら駅で、車椅子の方が降車するとき撮ったもの。(14:03)
鯉川駅を過ぎて、向かいの車窓に八郎潟が見えました。(14:11)
かっては日本第二の湖だった八郎潟も、戦後の干拓で、現在は調整池と承水路を残すのみ。 乗客もまばらになってきました。
東能代駅を過ぎると、人家の少ない山村の景色が続きます。
糠沢駅で、大太鼓のような駅舎が見え、パチリ、向かいに座る美しい女性も一緒に。(15:10)
秋田美人というのでしょうか女優のような雰囲気があり、映画のシーンを見ている気分でした。
青森駅に到着後、宿のアップルパレス青森に。 駅から20分弱歩くのですが、新しいホテルで綺麗でした。 写真はホテル内のレストラン。
夕食(晩酌付き)。 普段、”もづく”は好んで食べないのですが、ここの”もづく”はうまくて、思わず係の人に、「これ”もづく”ですか?」と聞いて
怪訝な顔をされました。
明日のアート巡り予定は、青森県立美術館 → 三内丸山遺跡 → 十和田市 です。
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