光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

自然と美術の標本展、常設展 横須賀美術館 その3

2016年07月20日 | アート 各分野

横須賀美術館の企画展「自然と美術の標本」展です。

子供向けかなと思ったのですが、大人も楽しめる内容でした。

 

 

 

最初は、《鉱物アソビ・フジイ キョウコ

いままで、国立科学博物館で鉱物標本を見ましたが、この展示では、タイトルどおり、鉱物を何かに見立てて遊び心で展示。

確かに、面白い。

 

 

 

微量の元素の働きで、美しい色で輝く。

 

 

こちらは、原田 要さんの作品。 花や食虫植物を思わせる立体の支持体(楠や寄木を彫刻したもの)を制作し、 その表面に着彩していくという

絵画と彫刻の要素を兼ね備えた作品を制作しています。

 

 

 

キャプションを読まずに、こちらのコーナに入ると、ん? 奇妙な標本!

 

 

 

ワ~なんだ! 蝙蝠の新種か!    キャプションをみると、創作だとやっとわかった次第。

 

江本 創 

幻想標本作家。架空の生き物「幻獣」の標本を独自の方法で制作・発表。 鱗や骨格といった細部まで巧妙に

作りこまれた作品は、架空の生き物とは思えないほどのリアルさを持っています。

 

 

 

 

 

 

極め付け!

 

 

確かに、現代アートですね。

 

 

 

 

橋本典久 

写真家、メディアアーティスト。四角いフレームで切り取るという映像制作の大前提に対する疑問から

 物事を多角的な視点で捉えた作品を制作しています。

 

 

 

 

この作品のキャプションは撮ってませんでした。

 

 

虫魚画巻という絵巻。 小茂田青樹って、初めて聞く名前ですが、速水御舟とライバル関係にあった日本画家。

垢ぬけた絵ですね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからは、常設展から気に入った作品を紹介します。

展示は地下階の展示室ですが、結構、大きくて天井近くの採光窓などもあり、見やすいですね。

 

さて、最初に撮ったのは中村彝の「少女」。

新宿中村屋の娘・俊子がモデルで、彝と恋仲になりますが、俊子の母親、相馬黒光などに反対され、引き離されてしまいます。

当時、上半身裸のモデルになるのは大変だったでしょうが、そうしたことを感じさせない、俊子の眼が生きています。

 

 

 

朝井閑右衛門も初めて聞く名前、作品はこれ以外にもいくつか展示されていましたが、この作品が

一番、印象が強い。  サーカスの宣伝をするチンドン屋がモチーフかな?

 

 

 

ピンボケで、ガラス面の反射があったりで見づらくてすみません。

 

 

 三岸節子は名前を少し知っている程度。  日本の女流洋画家の草分け的な存在。

 

 

 

 

高間惣七、聞いたことあるような名前。 色が綺麗でした。

 

 

 

 

 

近年、国際アート市場で人気が上がっている白髪一雄。 天井から吊ったロープにつかまって足で描いている 

 

立川から横須賀美術館に行くのは、結構、時間がかかりましたが、景観のいい場所ですし、展示内容もいいので、また機会をつくって

行きたくなりました。 


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