日本画コーナの作品。 線描の手法の解説と、実作品による対比が面白い。
パッと見は、印象に残らない絵だったのですが、
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下部の十二単を着た女性たちの繊細な線描に驚きました。 まさに春蚕吐絲描。
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そして、安田靫彦の「日食」
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国立美術館の公式サイトから引用
安田靫彦(1884−1978) YASUDA,Yukihiko 日食 Solar Eclipse 1925(大正14)年
周の12代天子幽王は、まったく笑うことのない寵妃褒(ほう)じを喜ばせようと、むやみに戦いを知らせる狼煙(のろし)を上げて その都度あわてふためく諸侯の様子を笑いものにした。ところがいざ本当に前后の父が攻めてくると、狼煙に応じて駆けつける 者は誰もなく、幽王は殺され褒は囚われ、宝物は失われてしまった。安田靫彦はこの『史記』の逸話から想をふくらませて、古代 中国で災いの前兆とされた日食を組み合わせ、おそれおののく王の思かさと不吉な未路を暗示する、色彩を厳しく抑えた格調高 い画面をつくり上げた。第12回院展出品作。
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中央下部を、撮りなおしたものです。 柔らかく、しなやかな線描が効果を上げています。
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横山大観の作品。 春蚕吐絲描とは違いますが、柔らかく、にじんだような線が、暮れゆく光景をうまく表現している。
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