2013年9月14日。
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《旅の移動の主役は、なんと言ってもバス。南アメリカ大陸最南端からここまで、幾度となくバスのお世話になってきました。しかしこのバス、一筋縄ではいかない強者がけっこういるのがこの中南米!そこで今回から3回に渡って、僕がこれまでに苦労した「中南米の強者バス・ベスト3を紹介したいと思います!》
【中南米強者バス・第3位:ボリビア・ラパス~ペルー・リマ「恐怖のウンコ居残りバス】
今にして思うと、このバスは鬼門だった。
以前ブログでも紹介させていただいたが、半日中国映画の放映で憤慨したのもこのバスだった。
しかし今回は映画の話ではない。実はこのバス、もう1つマジで困ったことがあったのだ!
そう、忘れもしない、あれはペルーに入国してしばらく走ったときのことだ。僕はふと、ウンコちゃんの気配を感じた。
南米の長距離バスは、ほとんどトイレがついている。日本だとバスにトイレが付いているという感覚はあまりないかもしれないが、10時間以上走ることが当たり前の広大な南米では、トイレがあることはある意味常識なのだ。
ウンコちゃんが「出たい出たい」と言いだしたら、そりゃ出してやった方がいいですよね?色んな意味で。僕は徐にトイレへと向かった。
これが失敗だった。今にして思えば、ちゃんと流れるかどうか事前に確認すべきだった・・・。
と言っても、今さらの話なんですけどね(笑)。そのときはウンコちゃんが出口で騒いでいるし、そりゃ早く脱出させてあげないと。当たり前ですよね。
ということで、僕は揺れるバスの中で上手いこと腰掛け、ご希望通りウンコちゃんを外の世界に脱出させてやった。
出すもん出したら、あとは流すのみ。さて、流すボタンを・・・。
あれ、流れねぇ。水が出ねぇ。やべ、マジか!このボタンじゃねぇのか?
焦る僕はあっちこっちボタンを探す。が、どうやらこれしかない。
マジか、これはヤバイぞ。公衆便所ならこのままバイバイできるが、ここはバスの中。まだあと何時間も密室じゃないか。
しばらく悩んだが、でも仕方ない。流れんもんは流れん!
だってさ、俺は悪くねぇぞ。そこに便器があったから、俺はウンコしただけだぜ。便所はウンコするためにあるもんだべ。俺はやるべきことをやっただけだぜ。ちゃんと仕事しねぇあいつが悪いんだぜ。
と開き直ったもの、やっぱり気まずい。人にウンコ見られるのって嫌だし。(当たり前か)
しかしいつまでもトイレに籠っているわけにはいかない。出るしかない。せめて誰もトイレ待ちしていませんように・・・。
そんな僕のささやかな願いも、ドアを開けた瞬間に見事に打ち砕かれた。
ドアの前にはおねーちゃんが待っているではないか・・・。しかも最悪なことに、欧米人の観光客・・・。さらに中途半端に綺麗な感じのおねーちゃん。
「うわ~マジか・・・俺のウンコばれるやんか・・・!」
しかしもう打つ手はない。唯一あるとすれば「そのウンコ、俺のじゃねーぜ。俺が入ったときからあいつはそこにいたんだぜ」という表情と雰囲気を全力で出して、はぁ~みたいなノリで席に戻るしかない。
僕は席に戻った。そのおねーちゃんはどうするのだろう、俺のジュニアの上からかましてしまうのだろうか・・・などと考えていたが、速攻でおねーちゃんはトイレから出てきた。
チラッと僕を見た。(気がした、たぶん)
あ~気まずい!ホント気まずい!
「おいおい、あのアジアン、ウンコ残していきやがったぜ」とか思ってんのかな~。
違う、違うんだ!俺だってわざわざそんなことで自分の存在をアピールする気なんてなかったんだ!やつを外の世界に行かす術がなかっただけなんだ・・・!
しかしそんなことを自分から聞けるはずもないし、向こうから聞いてくるはずもない。ほどなくして、バスは休憩のために数十分停車することになった。
すると運転手はまず初めに、トイレのタンクに水を入れ始めた。どうやら例のおねーちゃんが伝えたのだろう。しかしその伝達の内容が、ただ単に「トイレが流れませんよ、水がないんじゃないですか」だったのか、それともそれにプラスして「アジアンがウンコたれて残していきやがったぜ」という内容も伝わっていたのか、今となっては知る術もない・・・。
でも僕は心の中で力強く繰り返す。
「でもさ、俺は悪いことしてねーぜ!そこにトイレがあったから、ウンコしただけだぜ!悪いのはタンクに水を入れておかなかったバス会社だぜ!俺は当然の権利を行使しただけだぜ!」
いずれにしても、残りの数時間はメッチャ気まずいバスの旅になったのでした
・・・。
「教訓!バスでのウンコは事前に流れるか確認すべし!」
2013年月14日。雨上がりでやたら冷え込むサンクリストバル・デ・ラスカサスの安宿にて。
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【中南米強者バス・第3位:ボリビア・ラパス~ペルー・リマ「恐怖のウンコ居残りバス】
今にして思うと、このバスは鬼門だった。
以前ブログでも紹介させていただいたが、半日中国映画の放映で憤慨したのもこのバスだった。
しかし今回は映画の話ではない。実はこのバス、もう1つマジで困ったことがあったのだ!
そう、忘れもしない、あれはペルーに入国してしばらく走ったときのことだ。僕はふと、ウンコちゃんの気配を感じた。
南米の長距離バスは、ほとんどトイレがついている。日本だとバスにトイレが付いているという感覚はあまりないかもしれないが、10時間以上走ることが当たり前の広大な南米では、トイレがあることはある意味常識なのだ。
ウンコちゃんが「出たい出たい」と言いだしたら、そりゃ出してやった方がいいですよね?色んな意味で。僕は徐にトイレへと向かった。
これが失敗だった。今にして思えば、ちゃんと流れるかどうか事前に確認すべきだった・・・。
と言っても、今さらの話なんですけどね(笑)。そのときはウンコちゃんが出口で騒いでいるし、そりゃ早く脱出させてあげないと。当たり前ですよね。
ということで、僕は揺れるバスの中で上手いこと腰掛け、ご希望通りウンコちゃんを外の世界に脱出させてやった。
出すもん出したら、あとは流すのみ。さて、流すボタンを・・・。
あれ、流れねぇ。水が出ねぇ。やべ、マジか!このボタンじゃねぇのか?
焦る僕はあっちこっちボタンを探す。が、どうやらこれしかない。
マジか、これはヤバイぞ。公衆便所ならこのままバイバイできるが、ここはバスの中。まだあと何時間も密室じゃないか。
しばらく悩んだが、でも仕方ない。流れんもんは流れん!
だってさ、俺は悪くねぇぞ。そこに便器があったから、俺はウンコしただけだぜ。便所はウンコするためにあるもんだべ。俺はやるべきことをやっただけだぜ。ちゃんと仕事しねぇあいつが悪いんだぜ。
と開き直ったもの、やっぱり気まずい。人にウンコ見られるのって嫌だし。(当たり前か)
しかしいつまでもトイレに籠っているわけにはいかない。出るしかない。せめて誰もトイレ待ちしていませんように・・・。
そんな僕のささやかな願いも、ドアを開けた瞬間に見事に打ち砕かれた。
ドアの前にはおねーちゃんが待っているではないか・・・。しかも最悪なことに、欧米人の観光客・・・。さらに中途半端に綺麗な感じのおねーちゃん。
「うわ~マジか・・・俺のウンコばれるやんか・・・!」
しかしもう打つ手はない。唯一あるとすれば「そのウンコ、俺のじゃねーぜ。俺が入ったときからあいつはそこにいたんだぜ」という表情と雰囲気を全力で出して、はぁ~みたいなノリで席に戻るしかない。
僕は席に戻った。そのおねーちゃんはどうするのだろう、俺のジュニアの上からかましてしまうのだろうか・・・などと考えていたが、速攻でおねーちゃんはトイレから出てきた。
チラッと僕を見た。(気がした、たぶん)
あ~気まずい!ホント気まずい!
「おいおい、あのアジアン、ウンコ残していきやがったぜ」とか思ってんのかな~。
違う、違うんだ!俺だってわざわざそんなことで自分の存在をアピールする気なんてなかったんだ!やつを外の世界に行かす術がなかっただけなんだ・・・!
しかしそんなことを自分から聞けるはずもないし、向こうから聞いてくるはずもない。ほどなくして、バスは休憩のために数十分停車することになった。
すると運転手はまず初めに、トイレのタンクに水を入れ始めた。どうやら例のおねーちゃんが伝えたのだろう。しかしその伝達の内容が、ただ単に「トイレが流れませんよ、水がないんじゃないですか」だったのか、それともそれにプラスして「アジアンがウンコたれて残していきやがったぜ」という内容も伝わっていたのか、今となっては知る術もない・・・。
でも僕は心の中で力強く繰り返す。
「でもさ、俺は悪いことしてねーぜ!そこにトイレがあったから、ウンコしただけだぜ!悪いのはタンクに水を入れておかなかったバス会社だぜ!俺は当然の権利を行使しただけだぜ!」
いずれにしても、残りの数時間はメッチャ気まずいバスの旅になったのでした
・・・。
「教訓!バスでのウンコは事前に流れるか確認すべし!」
2013年月14日。雨上がりでやたら冷え込むサンクリストバル・デ・ラスカサスの安宿にて。