てんがら川柳575・♡春の日に亡き妻からのテイクオフ ♡ドキンドキン何かスタートする気配

2021-04-06 | 日記

2021年4月6日(火)5346歩プール休講日

 

てんがら川柳4月 お題 出発 (あ あけみ 紅 紅雀の省略です)

  • 出発のベル未練断ち消えていく のびた

 いっそ一緒に行ってしまおうか そんな未練をベルが断ち切りました

あ:ドラマチックですね!「断つ」と「消える」と動詞が二つ使われて

いるので、どちらか一つにするとリズムが整いますよ。

⇒出発のベルに断たれていく未練 または

出発のベルに未練が消えていく など

紅:コメント通りに断ち切りましょう

けたたましく未練断ち切る発車ベル

 

  • シルバーも再出発の夢見月 ゆり

 シルバーだって再就職や再婚の夢を見たって良いのでは?

あ:「夢見月」は少し無理がある表現なので、あっさりと詠まれては?

⇒シルバーも再出発の夢を見る など

紅:夢見月と言うとぼんやりしていますので

シルバーも再出発は夢じゃない

 

  • 探査機が火星の土に出発だ ミルク

 かつてどんな生物が存在したのか 楽しみです

紅:◎ 無駄がなくて、いいですね! 

 

  • あの日から再出発の火は消えず リボンの騎士

 3.11の映像を10年近く経って見て 復興の難しさを実感しました

あ:○リボンの騎士さんは3.11のことを詠まれていますが、

広い意味に捉えられそうですね!お上手です。

紅:消えずより、もっと強く

⇒あの日から再出発の火は燃える

 

  • 出発ヨシ電車見送る指差呼称 慈恵

 ホームで列車が去った後ろ姿を 白手袋で指差し確認の見送り

 あの  帽子と 制服 鉄道マンの動作が凛々しく見惚れます

あ:慈恵さんの説明では鉄道マンの凛々しさに見惚れると

おっしゃっているので、その気持ちを詠んでみましょうね。

状況を説明してしまっているだけなので、もったいないですね。

⇒出発ヨシ鉄道マンの凛々しさよ  参考程度に

紅:このままでは指差呼称の説明です

⇒出発ヨシ在りし日の父の手袋

 

  • 都会へと高千穂号の発車ベル あさがお

 若かりし頃 新幹線も無い時代 最寄り駅直方(のうがた)から

急行高千穂号でやって来ました 東京駅まで所要時間16時間だった

ような気がします 楽しい三人娘でした

紅:○  郷愁を感じます

 

  • サクラサク君の門出を応援す 魔女

 息子が大学進学で 一人暮らすことになり大丈夫かと

心配しつつ応援するしかなかった

あ:○離れて暮らす淋しさは、もしかしたら親だけなのかも。

新しい門出、おめでとうございます!

紅:下5が気になります

⇒大丈夫君の背を押すサクラサク

 

  • 出発の涙を笑みで誤魔化して りら

 出発を見送る時に 滲む涙をそら笑顔で 

こらえたこともあったっけ

あ:○こちらもドラマですね!泣き顔を見せまいとする

心情がひしひしと伝わります。

紅:コメントから送る方の涙なので、そこをはっきりさせましょう

⇒見送りの涙ごまかす笑い顔

 

  • 君なしで新たな一歩踏み出せず マイラ

 あなたが去った後 新しい人生を踏み出さなくてはと分かって

いつつもその難しさに戸惑っています

あ:○辛いですね。悲しいときはこうしてその気持ちを川柳に

してみてくださいね。川柳に救われますよ。

どうぞ心穏やかに過ごせますように。

 

  • 君の手へ五輪の炎スタートだ なつめ

 オリンピックはコロナ禍で一年遅れました 

意気込みは充分 現時点は開催・聖火スタートを予定しています

紅:スタートは省略できますね

⇒待ちわびた五輪の炎君の手へ

 

  • 最上川流れ乗り出す芭蕉翁  カエル

紅:状況の説明に終わっていないでしょうか

⇒希望背に芭蕉乗り出す最上川

 

  • 春の日に亡き妻からのテイクオフ  孟宗竹

3年忌を終えて勇気をもって男の旅立ち(離陸)です。

あ:◎亡くなられた奥様との対話の先に出た答え。

そして旅立ちを決心したのはやはり「春の日」がぴったりです。

上5・中7・下5どれをとってもこの句はぴたりとはまって

佳句になりました。

紅○

 

  • ドキンドキン何かスタートする気配 チトセ

春、このときめきは新しい何かが始まったのでは。

あ:◎「ドキンドキン」から始まるこの句にまず惹かれました。

読み手それぞれの「ドキンドキン」があり、「スタート」がある、

そんな共感や余韻のある素晴らしい句になりましたね。

紅:「何か」と「気配」 何のことやらごまかしていませんか。

はっきり言った方が強みが出ます。

⇒ドキンドキン恋がスタートしています

 

  • 卒業の乙女華やぐ春の街 はなちゃん

着飾った乙女たちが楽しそうに街を闊歩する姿に

数年前を思い出しました。いいですねえ。

あ:○いいですねぇ。若さって。

紅:○楽しげでいいですね

 

  • 孫からの知らせリモート披露宴   たけじい

この春、結婚されるお孫さんの晴れ姿を見るのを楽しみに

されていたおじいちゃん、おばあちゃんに届いた知らせは

「リモート披露宴」、???、そんなウイズコロナ時代の

情景も結構あるのではないかと思いながら

紅:出発が弱いので

⇒出発はリモート孫の披露宴

 

軸吟 

  • よーいどん道がどんなに狭くても あけみ

 よい句が多かったです。特選は1句に絞れず

2句になりました。お上手ですね!

楽しかったです。ありがとうございました。

 

  • 初めまして還暦を機にお三味線   紅雀

 

 

折句 お題 さ・く・ら

  • さぁ踊ろクラス仲間とラジカセで のびた

紅:○

  • さぁススメ苦難の道もラクラクと ゆり
  •  
  • さぁみんな暗い顔やめらんららん ミルク

あ:○

  • さよならとクラス仲間にラインうち リボンの騎士 コロナ過での卒業風景?

 

  • さまざまな苦楽を共にラララ今 慈恵

 

  • 里の春暗い夜明けにラブラブで あさがお

 

  • 桜色くるりと回るランドセル 魔女

あ:◎お上手です!!言うことありません(^^)/

紅:◎

  • 淋しさで口きけぬ日はランニング りら

あ:○

  • さりげなく口ずさむのはラブソング マイラ

あ:発想がいいですね!

⇒さりげなく口にしてみるラブソング

 

  • さくら咲くくぐる校門ランドセル なつめ
  •  
  • 探します暗い日抜けてラブ一杯 カエル
  •  
  • さんざめく来る春の日にランナウエイ(駆け落ち) 孟宗竹
  •  
  • 寂しくて暗い夜空へラブコール チトセ
  •  
  • さようなら車飛ばしてランデブー 花ちゃん
  •  
  • サドンデス組んず解れつ埒明かず   たけじい

       どちらか参るまで続くサドンレス試合、互角では

        なかなか勝負がつきません

 

軸吟 

  • 冴え冴えと靴音響くラビリンス あけみ
  •  
  • 魚好きくまなく食べて楽隠居   紅雀

 

特別お題 花見

  • 桜咲く故郷行けぬ汚染の地 のびた

あ:○ フクシマの句ですね。故郷の土を踏める日は遠い。

 

  • 花見寿司エビもイクラも離れてる ゆり

あ:下5の「離れてる」の状況がわかりませんでした。すみません。

 

  • 君と見る桜ひとひら髪飾り ミルク

あ:美しい情景が浮かびます。

 

  • あるく日々香り増してくしだれ梅 リボンの騎士

あ:中7の「増してく」は7音にするためですね。本来は

「増していく」ですので、「い」を取る方法はなるべく

避けましょうね。リズムを整えてみましょう。

しだれ梅香りとともにウォーキング 

⇒ウォーキング香りも増してしだれ梅 など

 

  • さくら旅北上つづけ地図で見る 慈恵

あ:このままでもわかるのですが

少し言葉を替えてみますね。「見る」とするより「追う」とした方が作者の主体性が出ます。

北上のさくら前線地図で追う 

 

  • 会えません桜まつりもコロナ禍で あさがお

あ:本当にそうですね。お上手です。

 

  • 風に舞う花びら追ってはしゃぐ孫 魔女

     

情景が浮かびます。きれいです。

 

  • 母の笑み桜ふぶきに思い出し りら
  •  

あ:お母様とのステキな思い出。お上手です。

紅:◎

 

  • 花見と言う日本文化に憧れる マイラ

あ:マイラさん、日本には住んでいらっしゃらない方ですか?

そうだとしたら、川柳に挑戦されるなんてなんて素晴らしい!!

 

  • 仲間との花見ウォーク自粛明け なつめ

人出のある所に出られなかった自粛期間 

我慢のイベント中止がやっと解放されます

あ:イベントが出来るようになったのですね。

感染防止しながら楽しんでください。

中6ですので少し入れ替えてみますね。

⇒自粛明け仲間と歩く花の下 

 

  • 満開の花揺れていて不安です カエル
  •  

あ:◎このような句の世界観好きです。揺れている

花は人の心そのもの。最も美しい今を楽しんでください。

 

  • ひたすらに耐えて膨らむ残り花 孟宗竹

(ひたすらに耐えて膨らむ遅れ蕾(ばな)がいいかな?

あ:「残り花」は春の季語ですね。私は「遅れ花」より

「残り花」の方が好きです。「残り花」に花の意志を感じるからです。

 

  • 漂って誰を待つのか花筏 チトセ

あ:言うことありません。本当にお上手なチトセさん。

綺麗な句です。

 

  • 華やかなショー終えて散る桜かな 花ちゃん

あ:お上手です。俳句の切れ字が効いていますね。

桜が咲く様子を「華やかなショー」としたところが素敵ですね!

紅:○

 

軸吟

  • 月明り君と寄り添う桜狩り  あけみ
  • 夜桜に誘われてふらりと河辺  紅雀

5月のお題は「むかし」

短いコメントを

折句は 「れ・き・し」

折句にはコメントいりません

締め切りは4月16日(金)です。

 

ここからは おまけです。適当にスルーしてください。

7畳の私のお城

もともと長女の音楽室だったのですが、ピアノも3年前追い

出して数年前までは歌ったり、ピアノ弾いたりもして騒音

に気を使いながらでしたが、今はひたすら描いたり パソ

コンで遊んだり、他者は立入りしがたい部屋

築50年の古家です。長女56才だから、多分48年前のままです。

音楽の教師を藤沢で20年、10年前に退職して今は信州です。

 

20数年前は時には窓から抜け出して、スナックや社交ダン

スのレッスに熱中した時代もあります。

はい、裏も表もある婆ちゃんです。

  

 

 

  

 

 

パソコンのったテーブルは下に炬燵があるので、とても暖かい。

座椅子を入れてありそこに足を乗せると、こたつの天井からの

ヒーターがすぐ真上に来て温かいです。

ベッドすぐ横のテーブル付き書架もそこでパソコンができます。

今はすっきりしていますが、書架の下段に己書用の筆などがお

いてあると雑然としてそこを見るだけでストレスになる。

それで筆セットをテーブルの横に入れ替えたら 使い勝手もよ

くて、とても整然と見えすっきりしました。

 

 

でも現実は作業中は テーブルの上は雑然、特に筆や絵の具、

はがき・洋紙・ハサミ・のり、ホッチキス・あらゆるものが散

乱しています。そこで時々パソコンも開いて アッ川柳も

この雑然とした中で考える。おまけにテレビもつけている。

最後にキチンとおさめてやれないと落ち着かない。寝れない。

これは私の中ではいい性癖と思っています。

でも外から持ち帰ったり郵便による情報の整理は、すぐたま

ってしまいます。しばらく押し入れで待ってもらいます。

でもこれがあるから、「あぁれをやらないと」といつもやる

ことがある私です。

 

 コメント欄を明日まで開けています。

皆さんからのコメントお待ちしています。

 

 

 

 

コメント (23)
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