秋の野に

　山上億良の「秋の野に　咲きたる花を　指折り（およびおり）　かき数ふれば　七種（ななくさ）の　花　萩の花　尾花　葛花　なでしこの花　をみなえし　また藤袴　朝顔の花」

　の歌をいまルピナスで練習しています。はるか昔万葉のころの歌です。曲は雅楽のような？音をはずしたかのようなハーモニーが印象的です。

　この機会に秋の七草を近所で探しました。元のグループホームの緑の手さんは一かたまりに七草を植えていてそれは風流でした。季節ごとに花が入れ替わり、季節の花が身近でしたね。なんとぜいたくだったでしょう。我が家は種から植えた百日草が小さめですががんばっています。

　小平の薬用植物園で３種を見つけました。尾花はススキなのですぐ見つかるでしょう。
上からミソハギ、オミナエシ、キキョウです。

　

野外劇団

　全国を回っているという家族３人の野外劇団が近所にやってきました。入場無料、代わりに投げ銭をするのです。どっちも初体験です。楽しみに２日間出かけました。２日目は元女優Ｍさんと一緒です。
　劇団「楽市楽座」のお父さんが地元出身ということで半年に１回帰ってくるそうです。お母さんの歌、踊り、芝居はきっと師匠さんだろうと思いました。迫力が違う。中２の萌さんは、歌、バイオリン、パーカッション、芝居に大活躍。旅の風景が思い描かれ、不思議な感じがしました。２台の車で全国を回るって、？？　

　出し物は「虹をわたって」という橋の下に住む、カニ、かたつむり、猫の物語でした。夏休みとあって子どもたちもたくさん来ていました。

１日目は雨模様だったので観客席にブルーのシートが張られています。３枚目の写真は２日目で晴れた日の夕暮、かまぼこ型は３人の住まいです。舞台は丸型のプールに浮かんだくるくる回る丸い板です。出たり入ったり、かかとの高い靴でよく転ばないと感心もしますし、投げ銭が水にぽしゃんと落ちたりします。
　小さな公園のそのまた小さな一角での夏の夜の不思議なできごと。

　

夏の旅

　８月は旅行。「清里」と聞くとついつい予定に入れてしまいます。地域の保養プロジェクトの仲間に入れてもらい、１日だけ出かけました。ゲストハウスミューや、清里オートキャンプ場の平良さんや、明野村には玉ねぎの早川さんや、Ｙさんや、休日は山暮らしというＫさんや、とたくさんお顔が浮かぶからです。第３のふるさとのようです。

　翌日が那覇のお盆ということで、スカイマークのシニアメイトの空席情報を、使い始めたタブレットで検索し、予約し、混んでいる空便にうまく乗ることができました。ＡＮＡもＪＡＬもシニア割引は当日の空席待ちのみで、何時間も待ち、乗れなかったこともありましたので、スカイマークの前日予約システムは大助かりでした。こんな親切には、ないはずのへそくりで株買ってもいいとまで思いましたよ。

　那覇ではお盆の中日とお送りをしました。市場に出かけ、食べたいもの探しをしました。田芋、さしみ、白餅、オリオン、島豚、ぜんざいでしょうか。10日はデパートも18時にはシャッターを下ろし、島中がご先祖のウークイ（お見送り）一色でした。

　県庁の展望室や、瀬長島の海にも出かけました。
あっという間に戻りましたので、丸１日は動けませんでした。やっぱり、ですね。
写真は、那覇の餅菓子屋さん、県庁前のホウオウボク、前日の山梨県の清里駅です。