小学校、中学校を義務教育と言うのは大人の発想です。
正しくは普通教育です。
子供を一人の人間として尊重し、人格の形成を目指す
教育者、法律家、政治家等が子供に対して”義務教育”
を使う事は子供を個人として、人権を尊重しない。
不適切な用語です。
教育基本法では残念ながらそれが使用されていますが
あくまでも、保護者の義務としての普通教育です。
6才から15才の9年間、普通教育を受けさせる義務です。
教育基本法の前文に 教育の目的として
-切り抜き-
個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神
を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期す
当然、子供の人権は保護者(養育)によっての限界は
あります。しかし、保護者は普通教育を受けさせる義務。
以上に、基本的人権が日本国民にあるように、保護者は
子供に基本的人権を享有させる保護義務が有ります。
それが個人の尊重、尊厳です。
15才までは個人の尊厳がなく、16才からは個人の
尊厳があるので、それを重んじる人になりなさい。
とは言えません。逆にそれを言う人はいつまでも
個人を尊重できない大人ではないでしょうか?
誤解のないように付け加えます。
個人の尊厳を重んじる事は平等にする事ではありません。
差を認めた上で、互いに個人を尊重する事です。
基本的人権と平等は別の概念です。(続)